【鬼滅の刃】憩の呼吸とか以前に私ここの世界線の人間じゃないので！其の弐

ドン引きした ページ22

あのトレーニングに飽きてしまった私はメニューを盛った

腕立て伏せ5000回
上体起こし5000回
スクワット5000回
ランニング500キロ

に

素振り5500回

を付け足し、今度は2日で飽きた

何、私の体どうなってんの

蝶屋敷を出て、現在10日

今日はトレーニングを午前中で終わらせ

午後は力試しに行くことにした

ここは綽鉄山

大量の鬼が群がっている

綽鉄山の中心には鬼が好む香りがする花畑がありここは鬼の楽園だ

『うひゃ〜凄いねこりゃ』

ちらっと除けば蟻が砂糖に集るような感じで

花畑に鬼が集まっていた

いやもうきっっっっっしょ

これ集合体恐怖症の人ダメなやつ

怖気ずいていても仕方ない


1歩踏み出すと近くにいた鬼の首を斬った

愛用の薙刀で

『鬼いさん達、私の事食べていいよ』

途端、一斉に鬼が向かってくる

それは本当に早いはずなのに

『おっそ』

私にはまるで蝸牛を見ているかのようだった

ゆったりとやってくる鬼たちの首を流れる動作で斬る

こんなの

『つまらない』

知能が無い鬼達は学習せず正面から私に向かってくる

滑るように動く私にはそんなの赤子の手をひねる事の何倍も何千倍も簡単だった

でも、血が付くのは嫌だなぁ

『憩の呼吸 漆ノ型・夷則』

久々に使った割にはかなり滑らかに動けた

はた、と気づき周りを見るともう鬼はいなかった

『ありゃ、失敗』

太ももの辺りに返り血が一滴付いていた

けっ汚い

自分への罰として、その日はもう一度メニューをこなした

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