川村カップル 2【川村壱馬】

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｢ふぅー…｣









隣で深ーく深呼吸する壱馬


顔が青白くて心配になるほど…


まぁ原因はわかってるんだけど…笑









『壱馬？大丈夫？』


｢だ、大丈夫｣


『…また別の日にしてもいいよ？

そんな無理にじゃないし、』


｢いや、今日行く｣









・









祝日の今日は

壱馬と一緒にママの家に行こうってなったんだけど…







偉そうな事言っちゃったって気にしてて

ずーっと溜息と深呼吸を繰り返してる









『壱馬？ん！』


｢…ん｣


『ふふっ』









行こっかって壱馬の前に手を出すと


か弱く私の手を握った






たまに見せる壱馬の弱い一面…

って言っても今回は壱馬が気にしてるだけで

私を思ってしてくれた事


何も気にすることないのになー

でも壱馬のそういう所も好きだったりする





自分の放った言葉で傷付いてないか、とか

言動に責任をもってるの、すごいと思う。









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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…









｢おー！良く来たね｣









出迎えてくれたのはおじさん


壱馬の姿を見てニコっと会釈を交わした









｢いらっしゃい｣


『ママ、』


｢あのっ…この間はすみま…｣



｢壱馬くん。この間はありがとう。

良く来てくれたわね！

ゆっくりして行ってね｣









壱馬の言葉を遮って手招きでリビングに案内された



リビングに向かう途中でおじさんは壱馬に何か話してた


何話してたんだろ…


一瞬ちらっと壱馬がこっちを見た気がしたけど…







えー…、気になる…









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