世 界 で 1 番 カ ワ イ イ 君 が 。((緑))

cute 16 ページ16

『はいAちゃんストーップ』




後ろから口を押さえられて、何も喋れなくなる。





｢な、っに、｣






なんでここに大倉がいるのよ




何しに来たのよ





『ちょっとAちゃん借りていくわな』





｢待ってよ！｣





そのまま手を引っ張られて、教室の外へ出る。




｢ねえっ何するのってば！｣





『えー？』




楽しそうな声、出しちゃって



わたし、ひとつも楽しいことないんだけど






｢なんでわたしが逃げなきないけないの！？｣




そう言うと、ようやく止まってくれた。







『Aちゃんさあ、』





振り返った大倉は、今まで見たことないくらい冷たい目をしてた。







･





･





･






･






『いま、君が1番ブスやで』








･






･






･







わたし、今、なんて言われたんだろう






言われ慣れて無さすぎて脳内がフリーズする。





ブス？




…わたしが？






｢…なに、言ってんの？｣








『だから、君が1番ブスやって』





頭に、血が上って行く。





こいつ、何言ってんの？

cute 17→←cute 15

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す