私、失敗しないので

Dr. 38 ページ39

貴『鱗滝さん、これ！』


鱗「医者としても剣士としても頑張りなさい。これは儂からの贈り物だ」


この生地･･･この時代だと絶対に高いよ･･･



貴『ありがとう、大切にする！』



前世で飽きないけど飽きるほど見たドクターXで大門先生が着ていた白衣にとても憧れた。

もちろん手術をする姿や一匹狼感、なのに患者に対してとても優しい大門先生が好きで医者になったけど。

この白衣、すごく大門先生のに似てる･･･



ちゃんと背中にかるう用に鱗滝さんが禰豆子が入る箱と同じようなものを作ってくれこに医療道具を入れておいた


あれから沢山作ったんだよ、道具･･･この世界すごく使いずらいけど、私の実力で人を救ってみせる

禰豆子、絶対に人間に戻すからな！


貴『うっしゃぁぁ！アキラさん！行くよー！

行ってきます！鱗滝さん！私が次帰ってくるまで死ぬなよ！』




鱗「余計なお世話だ･･･


行ってこい。武運を祈る」




猛スピードで走っていくが鷹に止められた、なぜ。


鷹「主人！こっちは逆方向だ！」←



貴『先に行って！？』←




自分が極度の方向音痴なことを忘れていました。アキラさんおねがい、目的地まで一緒に着いてきて。





鱗「大丈夫か。」



最後まで心配されるAであった。






貴『今向かってる先には鬼が居るの？』



出発するぞとか行くぞとかしか言われてないからわかんないな･･･


鷹「あぁ、今から向かう村では何人もの子供が夜に消えている。鬼の仕業とみてまず間違いないだろうと。」



消える子供は決まって5歳から12歳になる子達だという


早く村に行って事情聴取しなきゃいけない、夜になったらまた被害者がでる




貴『･･･急ごう』




さっきよりも速度を早め、アキラさんの言う方向へ向かった

案外その村は近くにあった



貴『アキラさん、この村上から見てくれる？』



鷹「御意」



御意て、ドクターXかよ。好き


アキラさんに見に行ってもらってる間、村の人に話を聞かなきゃ


この村･･･なんかおかしい･･･

村の人は笑って喋ってる･･･けど、なんだ？何かおかしい

店の話を聞いてくれそうな人に聞いてみよう


貴『あ、ちょっと話聞いてもいい？』



優しい顔をしたおばあさん
笑顔で聞いてくれた



貴『ココ最近、子供が消えてるって聞いたんだけど･･･なんか知ってる？』



ｽｩｰ･･･



貴『！！？』



私が質問をした瞬間、おばあさんだけでなく声が聞こえたのだろう通行人や店の人が


一気に無表情の死んだ顔になった。

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