私、失敗しないので

Dr. 12 ページ13

「狭霧山？狭霧山ならあの山は越えなきゃならないけど･･･もう日が暮れるのにそんな大荷物背負っていくのかい？危ないよ？」



心配してくれるのねマダムありがとう好きや←


禰豆子を背負った私と医療道具を持ってもらってる炭治郎、誰でも大荷物だと思うだろう




炭「十分に気をつけます、ありがとうございました！」


もう夕暮れで空が赤く染まった時間帯、もうすぐで暗くなるだろう。


暗くなれば"鬼"は出てくるだろう、早く行かなければいけない



「近頃行方知れずの人も居るからね！迷わないようにね！」



貴『どこまでも優しいマダムゥ！好きだァァァァ…ァァ･･･』




炭「ちょっとよくわかんないから黙っててくれるか？？」



貴『炭治郎、辛辣』



山に登る道では炭治郎と手を繋いで行った、

案の定半刻も経たずに暗くなってしまった。暗くなれば禰豆子も外を歩けるので一緒に手を繋いで先を急いだ




炭「･･･あ、御堂があるぞ！明かりが漏れてるから、誰かいるみたいだけど･･･行ってみよう」




貴『待って炭治郎、･･･この匂い』



炭治郎も気づいたらしく、御堂の方に駆け足で寄っていく


炭「血の匂いがするｯ、この山は道が険しいから、誰か怪我をしたんだ！A、手当てを！」




いや、炭治郎･･･多分もう遅い(･･)





御堂に近づいて行くにつれ血の匂いも勝ってくる･･･

炭治郎はまだ気づいてない･･･ダメだよ、もう遅いんだよ、手遅れなんだ


だって･･･



ｶﾞﾗｯ

炭「大丈夫ですか！！」



血塗れの男の人達、

きっともう死んでる(････)、血の匂いが若干おかしかったのは、死んでから時間が経っているからだ、

きっともう血も固まって来ているのだろう。固まる前と後では匂いが少しだけ違う




「なんだァ、オイ･･･ここは俺の縄張りだぞ

俺の餌場を荒らしたら、許さねェ」



『「(人喰い鬼ｯ！！)」』



鬼、禰豆子と同じなはずなのにこの鬼は悪臭が酷い、禰豆子めっちゃいい匂いするぞ見習えコラ



禰「ｯ！ﾊｧｯﾊｧｯ･･･」



貴『禰豆子･･･これ絶対まずいからやめとき』



また、人間に戻ったら美味しい物作ってあげるから･･･今は我慢しよう


ほんの少しだけ表情が緩んだ気がする･･･



「妙な感じだな、お前ら･･･人間か？」


ベタりと血をつけた鬼は獲物を捉えた肉食獣のような顔をしてこちらを見た




貴『っ！危ない炭じrﾊﾞｧｧﾝ！！！』



さっきまで目の前で立っていたはずの鬼が炭治郎を、突き飛ばし押さえ込んでいた

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