私、失敗しないので

Dr. 129 ページ31

血圧低下してる早くしないとｯ



貴『注射器用意！あと一応挿管も！』


城「はい！」


すぐ用意してもらい胸に針を刺した
注射器の中に溜まる心嚢液


結構溜まってたな･･･しんどかっただろうに









貴『これで応急処置完了。』



あとはずっとそこに突っ立ってるあほ医者共をどうするか



「いやぁ助かりました！私共では見ただけでは分からない症状だったので一時はどうなるかと」




まだ私が発見して助かったからいいものの、もし少しでも遅れてたら死んでたかもしれないのに･･･


貴『あんたそれでも医者？？症状を訴えてきた患者に対して問題ないと言ったんだろ？
その判断が人を死なせてるんだよ！！！』


「ｯ！でも実際死んでない」



貴『私が治療したからに決まってんでしょ！？ばっかじゃないのｯ？

この世に失敗されて許される医者がいていいの？
医者は失敗しちゃいけないんだよｯ』




人の命を預かる存在の医者はそれなりの覚悟を持ってないと務まらない



「さっきまで多くの患者を見てきて判断が出来なかったｯもう疲れてたんだ」



貴『医者からしたら患者は大勢の中の1人かもしれないけど、
患者からしたら医者はあんた1人なんだよｯ

あんたが見捨ててどうすんだ！！！
だいいち私の方があんたより多くの患者見てきてんだよハゲ！
そんなことでへこたれるなら医者やめろ！』


この時代からこんなクズな医者がいたなんて、


イライラを抑えながらもさっき治療した女の人の肩に手を当てた



貴『もう大丈夫だよ、安心しな

″お腹の子″も心配ないから』



「ｯ！！ありがとうございますｯ」



この女の人にはお腹に子を宿していた


あのクズ医者2人の命を粗末にしようとしてた、ほんっとに最低


最後の女の人の笑顔でイライラはすっ飛んだので早く炭治郎の所へ行こう




貴『アキラさん！炭治郎どこ！』


烏「この先だ」




結構近くにいたんだ、
ありがとうアキラさん





貴『炭治郎ー！！！』


炭「わっ！！A！みんなの手当て終わったんだな！おつかれ」


後ろから程よい力で抱きついたらすぐに頭を撫でてくれた

炭治郎のは安心する〜ちょっと照れくさいけど


貴『みんなは？』


炭「怪我の手当で蝶屋敷に行く為に隠の人に、連れていかれたよ」



へぇ･･･んじゃ私達も行かないと･･･

あれ？


貴『なんで炭治郎行ってないの？』


炭「A1人置いていく訳には行かなかったからな」


貴『え。炭治郎好きありがとう』



隠の人はずっと待っていてくれたらしい、

ごめんなさい

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