私、失敗しないので

Dr. 93 ページ44

消毒液をだしガーゼにつけることなく思いっきりドバドバと傷口に直接つける


「うぁうっ！！！」


ダメだまだ血が止まってない･･･このままじゃ貧血を起こす


ある一定の場所を抑えた

一時的な止血だ、早く拭いて縫わないと


貴『痛いと思うけどゆっくり深呼吸して

スって〜･･･はいて、おけ。ちょっと痛むけどお願いだから我慢してね』


針と糸を出し思いっきり高速で縫っていった･･･骨は折れてるみたいだから位置を治して治りやすくした



「う"ぁぁ"ぁっ！！！」


貴『煩いよ！！！』



「酷い！！ホントにいたぁぁ"ぁ"！！」




ちょっと気絶させようかな･･････

左手が勝手に男の人の首に行き始めたよ〜どうしよう


「黙ります。」

分かればよろしい
上がりかけた左手を下ろした



「医者じゃねぇ･･･」


貴『なんか言った？』


「いいえ何も」


貴『あともう終わって包帯も巻き終わってるんだけど』






「え？、早い･･･あんた一体･･･」



ぺちゃくちゃ行ってる間にもう終了してますよ。私って失敗しない人だからァ〜

何者かぁ〜･･･


貴『･･･ドクターX･･･そう言っておくよ』



「ドクターえっくす･･･何カッコつけてるんです？」



貴『もっかい針刺そうか？』



「わぁ！すごく、似合っててかっこいい！」



コイツ見捨てればよかった←

まじうざいじゃん･･･

ﾄﾞｫｫｫﾝ！！！


貴『ｯｯ！！！すごい音』



何この音、今までの音より大きいじゃん何があったの･･･


【大変A！柱の人が危ないの！！】


煉獄さんが！！？炭治郎も無事だろうか･･･いかないと




貴『あんたはその足をなるべく使わないようにしながら後ろに下がって安全な場所へ』


急いで行った



あぁぁ･･･やっぱり私の"嫌な勘"は当たるんだ･･･当たって欲しくないのに



血だらけで左目を怪我している煉獄さんの腹に突き刺さる猗窩座の腕


煉獄さんは、体を貫かれていてもなお首を斬ろうとしている

陽光がちかいためか猗窩座の方は逃げようと必死に手を抜こうとしているが全く抜けない、

煉獄さんの目が逃がさない、絶対に首を斬り落とすと言っている

でもその怪我じゃっ！！




貴『あ。やめっ！！！！』



伊之助の技を受ける前のほんの一瞬で踏ん張って逃げ出した･･･

手は斬れたが首にはまだ刀の歯が刺さっている･･･



斬れなかったっあと少しだったのに！



逃げる猗窩座に炭治郎が刀を投げつけた



炭「逃げるな卑怯者！！逃げるなァ！！」




貴『炭治郎っ･･･』

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