私、失敗しないので

Dr. 53 ページ4

朱「何を言う貴様！！！逃れ者めが！！」


めっちゃ動揺するやん心拍数上げたら危ないよ？



珠「あの男はただの臆病者です。いつもなにかに怯えている」



朱「やめろ！！貴様、やめろ！！ｸﾞﾌｧ･･･ｱｯ」



毒が回ってきたね、血を吐いてるよ･･･すごく治療したいけど･･･まだ



珠「鬼が群れることが出来ない理由を知っていますか？鬼が共食いする理由･･･


鬼が束になって自分を襲ってくるのを防ぐためです。そのように操作されているのです貴女方は･･･」



慎重に相手の内を探り、煽っていく




朱「黙れーーｯ！！黙れ黙れ！！あの方はそんな小物ではない！ｸﾞﾌﾟｯ･･･あの方の能力は凄まじいのじゃ！！ｵｴｯ」




貴『もう叫ぶな、もっと血を吐く』



こちらの声は聞こえていないようだ、

これは･･･珠世も術を使ってるんだ･･･この煙吸ったら行けなさそう･･･えっとガスマスク、ガスマスク←


朱「鬼舞辻様は！！！･･･ﾊｯ！」



朱紗丸は自分が口にしたその名を吸い込むかのように口元を手で隠すが意味は無し




珠「その名を口にしましたね、呪いが発動する。可哀想ですが･･･さようなら」




朱「あ、あ、ぎゃぁぁぉ！お許しください、お許しください！！どうかどうか許して！」




貴『つっ！！』




見えにくいけど、すごく苦しんでる。もうちょっと苦しまず大人しくしてもらうのを作ろう･･･あ、麻酔と混ぜれば･･･



グシャぁぁぁ！ボキッグギッ



何事！？なんの音ｯ



貴『朱紗丸！！！こんな酷いやり方･･･



あんのワカメタコ覚えとけよ今度あったらメタメタにしてやる(心を)』



助けれなかった、助けたかった･･･もし私に鬼を人間に直すすべがあれば･･･きっとこんなことにはならなかったはず

私は医者だ、なんだって治してやる。それがどれほど時間がかかって難しくても



貴『絶対に、･･･禰豆子を人間に戻す。苦しんでいる鬼たちも･･･』





私がずっと俯いていると後ろから足音が聞こた
愈史郎か、



愈「この術を吸ったのか？どこか痛いのか？」



こらレアなものを見たよ、愈史郎が珠世さん以外の人をこんなに心配するなんて･･･

ふふ･･･可愛いなぁ



貴『大丈夫だよ、ありが愈「わぁぁぁ！？」え！？何！？』



愈「おま、お前、その顔に着けてる化け物みたいなのはなんだ！」



顔に着けてる化け物みたいな？？

あぁこのガスマスク



貴『これガスマスクだよ、変な匂いしたから一応』



愈「このデーモン･･･」




結局こうなる。

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