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｢…ところで｣
ショップまで付き添ってくれたクーが、道中悪戯っぽい笑顔を向けてくるもんだから思わず真顔でスマホのカメラを起動。流れが自然すぎて自分でも引いた。手が、こいつが勝手に！！私は悪くない！！このセリフも二回目。オタクだから仕方ないね。
駄目だよ、とスマホを押し返されて泣きながら鞄にしまう。写真を撮るならもっと完璧な私で撮ってもらいたいからね、と言うからまた死んだ。ひえ…これが元モデルの底力…。どこ行けば貴方の写真手に入る？？買わせて？？
｢私には、くれないのかい？｣
｢え？｣
｢君の、フラスタ｣
妖艶と名高い眼差しと目が合う。
この人顔がいいのを自覚していらっしゃってやがるなって角度で顔を覗き込まれた。は？キレるぞ？？これはもうね、ダメ。
｢……！……！……！｣
一言でまとめると、その視線から目を逸らせなかった馬鹿な私は細胞ごと爆発四散した。多分そう。今頃私の遺伝子がそこら辺に散らばって新しい私になっている…。君達がこれからの推しを応援していくんだ後は頼んだ…。
床に転がり込んで頭を抱えながら叫びたいのをどうにか堪え、壁に拳を打ち付けるに留めておく。同時に顔を手で覆って声にならない声を叫んでいる私は端的に言って限界オタク。え？クレイジー？？聞こえない。
｢おや、大丈夫かい？タクシーとか、呼んだ方がいい？｣
｢ほんとそういうとこやでアンタ。せいぜい夜道には気をつけるんだな｣
｢突然の殺害予告｣
｢気にしないで、ご馳走様でした。あと酔っぱらいが奇行してる訳じゃないから。強いて言うなら、そう、天啓がおりたと思ってもらえれば幸いです。神は存在した。ご馳走様です｣
微妙に成立していないこの会話。よく分からないけど金剛に伝えておくよ、と流されたので私は無罪。少なくともクー激推し女性陣からの一斉射撃は免れた訳だ。私はある意味被害者なのに下手したら死亡も有り得るこの世の中物騒すぎない？？推しの顔がいい、それだけで私は精神的にも物理的にも死ねる。死んだら天上から皆のこと眺め回してやるから覚悟しとけよ。
フラスタはチームＣ全員分買わせていただきます！！！！！！！！
今から買って渡したところで邪魔になるだけなので、合わせたい花だけ指定して予約、という形になる。推しチームの色を全部覚えてるあたりスターレスの女ってほんとオタク。推しが喜んでいくれたら私も嬉しいし、喜んでくれなくても推しの売上が伸びるなら私は嬉しい。
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満月もなか(プロフ) - 初めまして、作品大変楽しく拝読致しました(*´ω｀*) ヒロインの性格とノリが素敵で、キャストたちとの軽快な掛け合いがめちゃめちゃ面白かったです…！楽しい時間をありがとうございました(*´ω｀*) (2021年1月10日 1時) (
レス) id: f3ce0de81f (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年10月8日 19時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
楼莉(プロフ) - れど。さん» 初めまして！コメントありがとうございます。柘榴推しなのでつい書き始めちゃったんですけど、想像以上に口調難しくて頭抱えてます笑。柘榴の小説が増えることを願って！！今後も頑張って更新していきます！！ (2020年3月26日 17時) (レス) id: bb9032df8a (このIDを非表示/違反報告)
れど。(プロフ) - 初めまして、読ませていただきました。ブラスタ夢はちょこちょこあるのに柘榴がいなかったので最高に俺得です(鼻血)柘榴の口調を再現できるのはマジ尊敬に値する！これからも更新楽しみにしています。ゆっくり気長に頑張って下さい！小並感な文失礼いたしました。 (2020年3月25日 20時) (レス) id: be06a2cb6f (このIDを非表示/違反報告)
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