��L�� ページ7
ビキッッッッと目の前で動かなくなった真人
。
『はっ、はっ、と、棘くん』
棘｢…《ぶっとべ》｣
バンッと天井に無抵抗のまま真人が突き刺さった。
棘｢…ぐっ、ごほっごほっ。｣
棘くんが咳をしながらしゃがみこむ。
『っ！！棘くん！』
ガチャンガチャンと鎖が音を立てる。
近づきたいのに鎖のせいで近づけないっ！！
棘｢…っ！！―――っ！｣
棘くんは立ち上がるとまっすぐ私の方に近づいて抱きしめた。
棘〔Aっ！！Aっ！！よかった。無事だった。よかった。〕
頭に棘くんの声が響く。ぐわんぐわんと甘い声が響く。
『と、げくん。私今、変な、気分なの。まだ、は、なれてて。』
はぁはぁ、と息を整える。
好きな人に抱きしめられたのと真人の術が解けきれてないせいで体がゾクゾクする。
棘〔A？？〕
頬をスリっと撫でられただけで
『んっ、んぁ……あっ、』
…死にたい。。。
棘〔ちょっ…Aっ！！///〕
真人｢あーあ、楽しい時間も終わりかなぁ。｣
いつの間にか棘くんの後ろに立っていた真人は思いっきり棘くんを蹴り飛ばした。
棘｢ぐっっはっ！｣
真人｢…もう声も出ないでしょ？？さっきので潰れちゃったのかな？？っ？！｣
真人はいつの間にか後ろにいた気配に気づいて勢いよく棘くんから離れた
五｢あれれ〜気づかれちゃった。でも、そっちに逃げても意味ないと思うんだけどなぁ〜｣
真人｢っ！？｣
ドッカァーーーンと土埃のようなものが舞う。
埃が収まってくるとそこには悠仁くんと七海さんがいた。
虎｢っち、外しちまったか。｣
七｢いえ、今のはいい感じです。パンダさん。狗巻くんを隅に移動させてください。｣
パ｢はいよ。｣
『パ、パンダまで…棘くんもだけど、七海さんも悠仁くんも、、、どーやってここが。？？』
七｢話は後です。先に殺ります。｣
後ろでは野薔薇ちゃんが手錠を外そうとカチャカチャしている。
野｢よーし、取れた！はぁ、心配させて。高専で真希さんが待ってるよ！帰ろ。｣
『みんな…どーして…』
野｢全部後で！！｣
真人｢っち、目当ての悠仁は来たけどこれじゃ人数が多すぎるなぁ。｣
虎｢あ、待てっ！！｣
七｢虎杖くん、待ってください。追いかけなくてもいいでしょう。まずはAさんを学校に戻さなければ。｣
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作者名：こむぎ | 作成日時：2021年1月3日 13時
