ねぇ、こっち向いて？ (ページ3)

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第1話俺の彼女ページ3

ー鬱sideー

突然だが、俺には沢山の彼女が居る
一人一人名前を覚えとるわけじゃないが
その中でも1位2位を争う彼女

それがAや
昔からの付き合いで俺の性格をよく理解してる

せやから、居て楽しいんやけど
付き合ったらなんやろ...何かが変わってしまった

鬱｢なんやろな...うーん｣

布団に寝転がりながら考えとるんやけど
気にかけてくれる所は変わらんし...

コネシマ｢大先生〜邪魔するで｣

ちょうどいい所にコネシマ来るやん！
コネシマやったらAとよく喋っとるし分かるやろ

鬱｢お、コネシマ良いタイミングやなぁ｣

コネシマ｢どないしたん？｣

鬱｢なんかさ...Aって変わった？｣

Aの良き相談者となってるコネシマは
その言葉を聞いた瞬間に
俯き黙りだした

コネシマ｢大先生...それほんまに言ってる？｣

鬱｢え？お、おう？｣

冗談でんな事言うかいなと思いつつ頷けば
コネシマは[自分で考えや]とだけ言って帰ってしまった

鬱｢なんやねん...｣

...ようわからん、違和感はあるのに
その理由がめっぽう分からん...

鬱｢なんやろ...なにが違うんやろう...｣

そりゃ、友達ときて遊んでた頃のような遊びは
何歩か進んだ大人な遊び(良い子はしらんでええよ)になった

Aも女らしくなって
俺は好きやし...でも何かちゃうんよな...

鬱｢あー分からんわ！！｣

ージシテンテテンテン

俺が大声をあげた瞬間に鳴り響く着信音
名前を見れば[りな]の文字

鬱｢あ、やっべ忘れとった！｣

今日は、りなちゃんとデートやったんや
もうそろそろウザくなってきたから
切るつもりではいたんやけどな？

鬱｢まぁ、こんどA本人に聞いてみるか！｣

グジグジ悩んとんるのも俺らしくないと思い
俺は軽く髪を直せば
愛しのタバコを持ち外へと向かった