ねぇ、こっち向いて？ (ページ12)

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第10話最低なチャンスページ12

ーコネシマsideー

Aと大先生が別れた
それを聞いた瞬間、俺はチャンスやと思った

最低なのは分かっとるけど...
俺やったらAを幸せに出来るから

コネシマ｢大丈夫か？A｣

Aは、別れてからよく
俺の家に来るようになったそれがとてつもなく嬉しい。

コネシマ(俺ってクズやなぁ...)

そっとAの頭を撫でながらそう考える
もう一度...付き合いたい

コネシマ｢...すきやで｣

聞こえへんように呟く
今伝えても、迷惑なだけやから

ーピンポーン

コネシマ｢誰や？？｣

インターホンの画面を見れば
明らかにやつれてる大先生が居った

コネシマ｢...なんの用や？｣

運良くAは眠っている

鬱｢シッマ...入れてぇや｣

コネシマ｢今は無理や...｣

Aと大先生を合わせるわけにはいかん
今合わせたらAが壊れてまう

鬱｢俺...どおしたらよかったんやろ｣

コネシマ｢ウジウジしよったら本気で奪うからな｣

それだけ言えば、インターホンを切った

これは、俺からのチャンス
あとは大先生しだいやで

コネシマ｢つくづく、お人好しやんな...チャンスを逃すなんて｣

俺のはなった一言でたぶん、Aと大先生は
寄りをもどすやろう

コネシマ｢それでも...Aが幸せなら...｣

寝ているAの頭を撫でながら
自分の気持ちに終止符を打った...

コネシマ(ずっと、大好きやったで...でもこれからは親友として支えたるからな)