No.5 分カラナイ事ダラケ ページ7
『それにしてもケン、よくボクの場所がわかったねー』
「男の人に担がれてるAが見えたんだけど見失って、男の行った方向に行ってみたら微かにAの匂いがしたから」
『それを辿ったのかー。相変わらずケンはボクを見つけるのが得意だね』
Aは笑う
それを見て白髪の青年、金木研も笑った
この2人はいとこで、一時期Aが金木の家に引き取られてたこともある。だからAは金木と、あともう1人の知り合いにはタメ口で話す
2人は昔よく公園で遊んでいていつもかくれんぼをしていた
Aがどれだけ見つけにくい場所に隠れても金木は直ぐに見つけ出してしまう。それで1度Aが拗ねてしまったこともあった
「…Aはなんであの人達に捕まってたの？」
『えー、何かボクがあの人達と戦って、リーダー？みたいな人がボクに興味を持ってー、気絶させられてー、捕まったところでケンが来たの』
「え、それってAが喰種だってバレたの、」
『でもあの人達喰種知らなかったよ？』
驚く金木にAは淡々と答える
金木は下を見て何か考えているようだ
そんな金木にお構いなくAは話しかける
『そういえばボク、気がついたら落ちてて、路地裏にいたんだ』
「…やっぱりAもそうだったんだね。僕は廃墟に落ちたよ、けど有り得ないよね…こんなの」
『うーん、あの人達も何かおかしな事言ってたなー…自分達は盗賊だとかー、ここはなんちゃら共和国で日本やアメリカはないだとかー』
金木はAの方を向き、嘘じゃないよね？と真面目な顔で聞く、それをAは首を縦に振った
すると金木は立ち上がってAを見る
「よし、行こうか」
『どこに？』
「どこって、街だよ。流石に街くらいはある…でしょ？いつまでもこんな薄暗い路地裏にいたら何もわかんないじゃん」
『この格好で？』
Aは首を傾げて金木を見る
金木の今の服装は全身黒色の服、Aの服は普通だが、全身に返り血を浴びていた
金木は少し黙った後、僕が買ってくるよ、と言った
「Aはそこにいてね」
『わかった。あ、これ』
「？、なにこれ」
Aが金木に渡したのは日本円によく似た硬貨だった
それを金木は不思議そうに見る
『多分お金』
「え、どうゆうこ『はいはい細かいことは気にせず早く行ってきてー』え、あー、もー…」
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ササク(プロフ) - HUNTER×HUNTERと東京喰種二つとも大好きな作品なんですが、まさかクロスオーバーが読めるとは思ってなかったんで今めっちゃテンション上がってます！あと、作者さんの書く文章と内容が素晴らしくて性癖にキますねw応援してます❕ (2023年2月15日 19時) (
レス) id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年5月9日 8時
