No.1 退屈ハ驚キニ ページ3
赤色のオールバックの髪にピエロを連想させる服を着たヒソカは、幻影旅団──通称蜘蛛の仕事をいつもどうりサボろうとしていた
今日のこの仕事だってそうだ、だが街を歩いていたとこを偶然通りかかったシャルナークとマチに見つかり、無理矢理ホームに連れて行かれた
そのため機嫌があまり良くない
どうしてこんな思い切り暴れられない路地裏を通って盗みをするんだ、と愚痴を零しながら前から来る銃を持った男達を次々とトランプで掻っ切っていく
今日の蜘蛛の仕事はとある貴重な古書を盗む、というもの。その古書は入り組んだ路地裏の奥の家の地下にあるので絶対にこの道を通らなければいけなかった
路地裏もあまり広くはないため、盗みに来たメンバーはヒソカ、シャルナーク、マチ、シズク、フェイタンに団長のクロロだ。
最初は強い念能力者もいたがだんだんと数が減っていき、残りは無駄に多い雑魚ばかりだ
古書は盗み終えたが銃を持った雑魚達の数が多いので団員達はそれを退屈そうに次々と潰していく
だが次の瞬間、男達が団員達とは違う方向を見て叫び始めた
「ば、化け物だっ！！」
「お前ら！向こうだァ！あの化け物をっ」
叫んでいた男は次の言葉を発さなかった
否、発せなかったのだ
理由は簡単。叫んでいた男の頭に赤い触手のようなもの
が突き刺さったからだ
それからは団員達はそれを黙って見ているしか無かった
赤色の何かは曲がり角から伸びていてどんどん男達を殺していく
団員以外の人間が全てただの骸になったところで、赤色の何かは奥へと引っ込んでいく
そして向こうから此方に歩いてくる気配がする
団員達はいつでも戦えるように身を構えた
『あれ？まだいたです？』
そこから出てきたのは全身に返り血を浴びた少年…いや、少女だった
『んー、でもオニーサン達はこの人達となんか違いますね。銃も持ってないし』
そう言うと少女はその場を後にした
だが、それを幻影旅団が見逃すはずもない
「…捕まえろ」
クロロが言うと、マチがすかさず念糸で少女の手足を捕まえる
いきなり動かなくなった体に少女は目を見開く
『…これは、…攻撃してきたの、そっちですからね？』
少女の片目が赤く染まった
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ササク(プロフ) - HUNTER×HUNTERと東京喰種二つとも大好きな作品なんですが、まさかクロスオーバーが読めるとは思ってなかったんで今めっちゃテンション上がってます！あと、作者さんの書く文章と内容が素晴らしくて性癖にキますねw応援してます❕ (2023年2月15日 19時) (
レス) id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年5月9日 8時
