No.17 オハナシナイフ ページ19
いきなり現れた什造により喰種やAについての話は中断されていたが、しばらくしてまたA、ヒソカ、イルミは喰種について話だす
「さっきの話が本当だとしたらA達が別の世界の人間としか考えられないんだけど」
『まぁ…そうでしょうね』
「Aは嘘をついていなかったよ。嘘に敏感なボクが言ってるんだから♡」
「?…なんの話です?」
「じゃあどうやってこっちに来たの?向こうに念はないんでしょ?」
『見たことも聞いたこともないです』
「じゃあこの世界にいる念能力者の念じゃない?」
「ちょっとオニーサン。なんの話です?」
「別の世界の人をこっちの世界に連れてくる念なんてメリットある?」
『うーん…僕は念とか全然分からないから何も言えないです』
「…」
「まずそっちの世界に何か能力持った人げ……」
ヒソカが何か言いかけたところで彼の横をヒュッとナイフが通る
それを首だけ動かして避けてヒソカは什造をみた
「危ないじゃないか♡」
『そう言いながら喜んでます』
「彼は変態なんだよ」
ナイフを投げられた本人は嬉しそうに顔を歪めていた
ナイフを投げた本人は頬を膨らまして自分の怒りを表しているようだ。全然怖くないけど
「ボクもお話に入れてほしーです」
『…什造はバカだからわからないで………ウッ』
「すごいね。息をするようにAにナイフを投げる」
3人は今まであったことを什造に説明する
案の定什造はほとんど理解できず頭から煙をだしていたがAはそんなこと気にしない
『要するに、もとの世界へ帰る方法を探せばいいんだよ』
「…なるほど!」
什造は理解していなかったが取り敢えず元気よく返事だけはした
腕組みをして2人の会話を見ていたヒソカがAと什造に近いてヒソカより背の低い2人の頭に手を置く
「2人はこれからどうするんだい?」
「えーと、もとの世界に帰る方法を探します」
『そういうことじゃない。うーん…』
悩むAを見てヒソカはニヤリと笑う
「泊まる場所ならボクの今泊まってるホテルにすればいいよ。お金は全部ボクが払ってあげるし」
「は?なにちゃっかり自分の近くに置こうとしてんの?」
「別にボクの勝手じゃないか」
こうして大人達の喧嘩が始まった
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ササク(プロフ) - HUNTER×HUNTERと東京喰種二つとも大好きな作品なんですが、まさかクロスオーバーが読めるとは思ってなかったんで今めっちゃテンション上がってます!あと、作者さんの書く文章と内容が素晴らしくて性癖にキますねw応援してます❕ (2023年2月15日 19時) (レス) id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年5月9日 8時