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「おーい西田!! お前に来客やぞー!」


サーブ練習をしていると、


体育館の出入口の方にいる顧問が自分を呼ぶ。


今いいとこだったのに、とか思いながら


其方の方に足を進める。


西田「なんすかー?」


顧問の近くに行けば、Aもいて。


「ほら、自己紹介しなさい。」


顧問が手でその「来客」の人をさす。




…俺より身長が少し高く、見上げる形で挨拶をする。


「こんに…………ち、は………??」




顔を見ると、俺もよく知る


あのバレー界のスーパーエース、


石川祐希がそこにたっていた。


「えっ、石川選手!?」


石川「あはは、知っててくれてるんだ。
うん、石川祐希です。」


石川選手は、にこりと笑って俺に手をさしだす。


『え、』


Aも石川選手だと言うことに


今気がついたのか、驚いている。


「うわわわゎ、初めまして!西田有志です!」


俺もテンパりながらさしだされた手を握って、


あの石川祐希選手と握手をする。


……うわぁぁ…夢みたいや…………。



石川「そんなに緊張しないで! 今日は
いきなり来ちゃってごめんね。」


「え、全然!大丈夫っす!えと……
今日はウチに何か……?」


平松(顧問)「西田、お前を見に来たらしいぞ。」


『うん、東海地方の大会の前に、
有志を見ておきたかったんだって。』


石川「うん、少し前から気になってて。
大学も長期休みだから、愛知に帰ってきててさ。
だからそれで見に来たんだ。」


「ええぇ!そんな俺なんかで良いんですか……」


確かに俺は1年でスタメンになれたり、


練習試合もよく出させてもらっとるけど……



”あの”石川祐希に


そんなこと言われたらちょっと不安になってしまう。


平松「石川選手、良ければ練習に参加してみませんか。
そうしたら西田のプレーも感じやすいでしょうし。」



顧問のその一言で、俺たちの試合形式の練習に


石川選手が参加することになった。



1年+石川選手 のチームと、


キャプテン率いる先輩チームでの試合だ。

☆→←☆



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作者名:ばばば | 作成日時:2019年12月11日 0時

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