ちび、動きます《Y.M》

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すると選手の方々が全員、




私達の目の前に集まってきた。




…あ、まさくんと祐希くんと健ちゃんと




清水さんがいる…!




や、山内さんもいる……!!





みんなが集まったのを確認すると、





中垣内さんは話を始めた。





中垣内｢えー、竹内さんの他にもう1人、
一時的にマネージャーをしてもらうことに
なった。南部前監督の姪のAだ。
A、自己紹介を頼む。｣





『あ、はい…！皆さん初めまして！
東間 A、18歳です。この度臨時で
マネージャーをすることになりました、
叔父さ……っじゃなかった…、南部正司の
姪に当たります。短い間ではありますが
精一杯頑張りますのでよろしくお願いします！』




知っている選手もいるけれど、




会ったことのない方もいて、




少々声が上ずってしまった。




石川｢っあ！Aちゃん！久しぶり！
俺のこと覚えてる？｣




『祐希くん…!!はい、覚えてます！
お久しぶりです！！』




石川｢すっかり大きくなって大人びたね！
4年前もボール渡しとかしてくれてたよね、
今回は前に比べて大変かもしれないけど
よろしくね。｣




『はい…！皆の足引っ張らないように頑張ります！』





｢俺のことも覚えてる？｣




『まさくん……! 覚えてる！あの時は
いっぱいお世話になりました…！
今回はまさくんに世話かけないように
頑張る！！』




祐希くんとまさくんが自己紹介が終わるなり




声をかけてくれた。




何だか2人が私を覚えていてくれただけで




安心感がすごくある……。




石川｢え、マサさんとAちゃん何かあったんすか？｣




柳田｢あー、ちょっとな。｣





『4年前に体育館の段差で滑って転んで
足を捻ったことがあったんですよ。
その時の私ったら子供だから痛すぎて泣いて、
まさくんに手当してもらってたんですよ。』




私が説明をすると、祐希くんはなるほどな〜と





納得する素振りを見せる。





柳田｢あん時のAっていったら
目真っ赤にして泣いてたもんなぁ。懐かしい。｣




『ちょっとまさくん。そこまで言わなくても
いいでしょ……恥ずかしい…………』




まさくんがややにやけながらそう言う。




本当に、恥ずかしいなぁもう…………。

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