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鞄の中からテーピングを探し出し、
まさくんのところへ戻る。
『まさくん、遅くなってごめんね。
…ちょっと椅子に座ってくれる?』
柳田「悪いな。」
『全然いいよ。…それに、高校生の時は
バスケ部のマネやってたから、その時に
戻ったみたいで何か楽しいしね。』
柳田「へぇ、ここに来る前にマネージャーは
経験済みってことか。」
『うん。まぁ、バレーじゃないから
あまり今役には立たないけど。』
私は、まさくんと話をしながら、
くるくるとまさくんの大きな足に
テーピングを巻いていく。
『…はい、できた! どう?変な感じはない?
キツかったりしない?』
柳田「おー、いい感じだ。ありがとな、A」
『ふふ、どういたしまして。
…あっ、もうそろそろ休憩終わりだね。
水分補給して、頑張ってね!』
柳田「ん。……あ、そうだ。さっきお前
役に立たないって言ったけど、そんなこと
ないぞ。だって実際俺の役に立ってるし、な。」
まさくんは椅子から立ち上がって、
コートの方に歩いて行きながらそう言った。
私は、まさくんのその言葉に、
何だか心を揺り動かされたような感じがして
返事をすることなんて、できなかった。
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ちくし(プロフ) - 零崎哀識さん» コメントありがとうございます。ご心配おかけしまして申し訳ございません。当方人差し指でスマホ操作を行うので長文を書くのが難しくなりました。できるだけ早くお話が書けるよう頑張りますのでもう少々お待ち頂けますようお願いします。 (2019年11月3日 13時) (レス) id: 6513d7205c (このIDを非表示/違反報告)
零崎哀識(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく読ませていただいてます!怪我の方お大事になさってください!更新楽しみに待ってます^^* (2019年11月2日 15時) (レス) id: 0970f9f72e (このIDを非表示/違反報告)
ちくし(プロフ) - 暁さん» ご指摘ありがとうございます。只今修正しましたのでご確認の程お願い致します。これからもご指摘の程よろしくお願い致します。 (2019年10月27日 15時) (レス) id: 6513d7205c (このIDを非表示/違反報告)
ちくし(プロフ) - あささん» お返事遅れてしまい申し訳ありません。ありがとうございます。更新速度に自信はありませんが、手当り次第バレーの知識に触れながら、続きを書いて参ります。よろしくお願い致します。 (2019年10月27日 15時) (レス) id: 6513d7205c (このIDを非表示/違反報告)
ちくし(プロフ) - 遥さん» お返事遅れてしまい申し訳ありません。続きを皆さんにお届けできるよう頑張りますので是非ともよろしくお願い致します。 (2019年10月27日 15時) (レス) id: 6513d7205c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ばばば | 作成日時:2019年10月25日 23時