135訓 闇商人 ページ9
マフィアと話すAさんは再びポニーテールにすると眼鏡をかけた。
新八「このままどうなっちゃうんだろ・・」
新海「ま、諦めろ。桂一人殺せば済む話だ」
新八「人一人死んでんだろうがぁあ！！全然済まないんですけど！！」
その時だった。
大きな船が港に近づいてきた。
闇商「お前か、例のブツの受取人は」
新八「来ちゃったよ！！Aさん、来ましたよ」
とにかく受け取るのは勘弁なので、Aさんに受け取ってもらおうと思えば
「そうです、この眼鏡が受取人です。私はただの護衛です、はい」
新八「い、いや・・僕は違うっていうか・・あの・・」
否定する僕の行動虚しく
たま『はい、殺しから武器密輸なんでもやるのが万事屋です』
新八「おぃいい！！！」
たま『え？何か間違った事を言いました？』
いや間違ってはないけどさ！！
闇商「頭、何かもめてますが」
？「構わん。さっさとブツを渡して金をぶんどれ」
頭という奴は笠を外した。
その顔は見覚えのある顔で
新八「闇商って・・」
？「客が誰だろうが何に使おうが、金さえもらえば関係ない。それがワシら闇商人ぜよ」
新八「アンタかぃいいい！！」
それは陸奥さんだった。
「お金は準備してあるよ。ま、諭吉何枚かはポケットマネーに頂いたけど」
陸奥「相変わらず金が好きだな」
「お金があれば何でもできんのよ」
新八「そうですよね・・。闇商にもマフィアにもなれますもんね・・」
陸奥「ワシら快援隊も色々あってな。ワシは快援隊の有志とまぁ少々グレーな商いをしちゅう」
そう言い海を見つめる陸奥さんの背中には髑髏のマークが書いてある。
新八「おもいっきり限りなく闇に近い黒なんですけど！！」
陸奥「コブ付きの殺し屋に言われたくない」
新八「僕はまだ殺ってないです！すでにコブ付きはコッチ！！」
そう言ってAさんを指差す。
陸奥「今更だろ」
ところでと陸奥さんはAさんに言う。
陸奥「ところで、あまり詮索はしたくはないが、たかが政治屋の勢力争いにこれだけの火力は必要か？」
その質問にAさんは無言でニコニコしている。
陸奥「まるで戦でも始めんばかりの勢いじゃ」
「闇商如きが細かい詮索をしない方がいい」
笑顔だが目は殺気を含んでいるAさん。
陸奥「そうじゃな。持ってけ。注文通りの最強の武器じゃ」
僕の目の前には大きな箱が置かれた。
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シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年2月6日 10時) (
レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
天羽苺(プロフ) - 更新待ってます！ (2020年4月29日 18時) (レス) id: d8cddd6978 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - リノさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです！頑張ります(^o^) (2019年7月25日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 何度この作品を読んでも面白くて飽きません！長作で大変だと思いますがこれからも頑張って下さい！ (2019年7月18日 22時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» コメントありがとうございます！数年近くも読んでもらって嬉しいです！！頑張って完成させていただきます笑笑 (2019年3月22日 17時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖田いずみ | 作成日時：2019年3月21日 18時
