132訓 憲法 ページ6
ーー新八side
桂『我々はこれまで将軍という王を担ぎ上げ、その執政に頼り生きてきた。都合の悪い事は全て幕府のせいにして自らの生き方に責任を負ってこなかった』
桂さんが言うのはきっとこれまで将軍に全て押し付けてきた僕らの事を言っているのだろうと思う。
桂『故に我々は・・・王を失った。彼らが最後までその身に背負い護ったモノを我らは無駄にするわけにはいかぬ』
そして桂さんは周りを見て言い切った。
桂『この国を生きる民一人一人が、この壇上に上がった小さき王なのだ。王はまだ生きている、王に恥じぬように生きよう!!』
『・・・たまにはいい事言うじゃん』
桂『無数の王が手を結び国が一つになった時、過去は誇りの過去に変わる』
『でも・・』
桂『あの日は国が瓦礫になった日ではない・・この国が生まれ変わった日であったのだ!!』
その言葉にわぁああと歓声が上がる。
しかし
ドッ
新八「え・・え、えぇえええ!!!」
桂さんの背中には小さな小刀が刺さる。
そしてそれを持つ誰か。
賊『我が国の歴史を歪めた奸物が・・天誅を・・』
しかしその小刀は桂さんに刺さる事はなく
桂『それにあたり新しき国の礎を新しきルールを設けたい』
新八「一撃!?」
桂さんの攻撃で壁にめり込んだ賊。
『・・・あーあー』
桂『それがこの憲法だ』
新八「刺されてましたよね!?今、刺されてましたよね!?」
賊『ドナルド・ヅランプ!!国を侵す賊に天誅を与えんんん!!』
そして一気に桂さんに向かって大人数の賊が武器を片手にやって来た。
しかし桂さんはいとも簡単に避ける。
賊『おのれ!!』
賊を鎮静するかのようにエリザベスが賊に攻撃する。
議事堂にいた人間はすぐに逃げ始めた。
賊『これがお前たちの新しき国か』
桂『他には危害を加えなかったな。狙いは俺一人か』
賊『だったらなんだ』
桂『俺はお前たちを否定はせん。お前たちもこの国を動かすエネルギーに過ぎんからだ』
だが忠告しておこうと話す桂さん。
桂『本物の天誅はそんなに甘くないぞ。革命家たる者時代に敏感でなくてはな。天誅はもう古い。これからは・・ユーアーファイアード!!』
桂さんが投げた爆弾により議事堂は煙が上がった。
隣に立つ松平さんのスマホが鳴る。
『・・失敗しちゃった』
松平「そうみたいだな、気にするな」
スマホから聞こえる声は聞き覚えのある声。
新八「え、え、えええええ!!!」
456人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年2月6日 10時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
天羽苺(プロフ) - 更新待ってます! (2020年4月29日 18時) (レス) id: d8cddd6978 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - リノさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです!頑張ります(^o^) (2019年7月25日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 何度この作品を読んでも面白くて飽きません!長作で大変だと思いますがこれからも頑張って下さい! (2019年7月18日 22時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» コメントありがとうございます!数年近くも読んでもらって嬉しいです!!頑張って完成させていただきます笑笑 (2019年3月22日 17時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沖田いずみ | 作成日時:2019年3月21日 18時