131訓 政敵 ページ5
松平「Aちゃんは・・」
少し溜める松平。
複雑そうな顔をしたみんなを見て聞いてはいけない事を聞いたんだと理解した新八。
新八「あ、いいです・・なんかヤバそうなんで・・」
と焦る新八を他所に、松平はリモコンを持ちテレビのスイッチを入れた。
記者『では初代総理大臣・・』
?『ちょ、何してるんです大臣。早くしてくださいよ、皆さん待ってるんだよ、ヅラ』
桂『桂だぁああ!!!付き人風情が生意気だぞ、小湊』
新八「・・・え?」
テレビの中で聞こえる声に反応する新八。
記者『大臣、いいでしょうか?』
『あ、はい、すみません。このバカすぐに立たせるんで』
桂『バカとはなんだバカとは!!貴様、本当なら切腹して死んでもらう予定だったんだぞ!!』
『あ、すんませーん。でもとんでもないトコに左遷されちゃってるんで、死んだ方がマシだったかなーなーんて』
記者『あ、あの・・』
ヒゲを生やし黒いスーツを着込む桂と、ポニーテールにし眼鏡をかけ黒いスーツに身を包むA。
松平「Aちゃんは・・有ろう事か、姫と敵対する側に付いちまった・・。というか左遷だな」
新海「うぉおおおお!!!妹ちゃーん!!」
新八「つまりAさんも左遷されたって事ですね・・。僕みんなの黙り具合で死んだのかと思いましたよ・・」
と大叫びする新海を見て言う新八。
『ま、どうでもいいんで、早く上がってくださいよ』
そう言われ桂は壇上に上がる。
記者『それでは国会議事堂の創設を記念し、我々の首長 初代総理大臣 ドナルド・ヅランプ君から挨拶を・・』
桂『ヅランプじゃない!桂だぁああ!!!』
記者の言葉を遮るように桂は机を叩き物申した。
その瞬間議事堂の中は静まりかえる。
『ちょ、何してんのよ・・』
桂『あ、間違えました。いつもの癖でつい・・』
『早く、挨拶してください』
イライラしながらペンをカチカチとしているA。
桂『わ、私は日本国初代総理大臣ドナルド・ヅランプである。今はこうして皆を代表してモノを言ってるが、私は皆より偉いわけでも特別なわけでもない』
桂の言葉に町の人も国会議事堂の中の人も、そして新八たちも黙って演説を聞く。
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シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年2月6日 10時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
天羽苺(プロフ) - 更新待ってます! (2020年4月29日 18時) (レス) id: d8cddd6978 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - リノさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです!頑張ります(^o^) (2019年7月25日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 何度この作品を読んでも面白くて飽きません!長作で大変だと思いますがこれからも頑張って下さい! (2019年7月18日 22時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» コメントありがとうございます!数年近くも読んでもらって嬉しいです!!頑張って完成させていただきます笑笑 (2019年3月22日 17時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2019年3月21日 18時