140訓 呼び出し ページ14
「・・殺気？そんなモン簡単に出せる」
僕のこめかみに当たる銃口。
安全バーの下がる音。すごい殺気だ・・。
総悟「俺のエモノだって言っただろうが」
ビュッと音がして斬られると思ったが
神流「今のはホントに殺る気だったアルな」
沖田さんが狙ったのは僕ではなく、神流ちゃんだった。
総悟「・・・面白ェ」
「あーあー面倒な事になった」
そう言ってAさんは銃を僕のこめかみから外した。
総悟「ガキだか分裂しただか知らねェが、アイツの分身には違いねェって事かァア！！」
沖田さんはすぐに神流ちゃんに攻撃を始める。
新八「神流ちゃんんんん！！！」
さすがに止めないといけないと感じる。
「無理だよ。今の総悟は邪魔したらコッチが殺される」
新八「で、でも！相手は小さい女の子ですよ！？」
「子供だろうが老人だろうが、総悟が狙いを定めたら、邪魔しないのが鉄則」
どうしようかと戸惑っていたら
神流「地球には強い奴がいっぱいいるって聞いてたけど・・がっかりアル」
神流ちゃんの蹴りが沖田さんに入り飛んで行く。
神流「これで終わりアルか」
「どこが小さい女の子なのか聞きたいくらい」
新八「す、すご・・」
瓦礫の音が聞こえて出てきた沖田さん。
「手伝おうかー」
総悟「うるせェ、そこで見てろ」
「悪いけど押されてるようならあーだこーだ文句垂れようが手出すからね」
沖田さんは瞳孔を開いた目で言う。
総悟「チッ。この程度なら桂は殺れても、本命はどうかな」
新八「本命ってどういうことですか」
僕はAさんに聞く。
「新八くんはココに集められたのが偶然だなんて思ってる？」
その間にも二人の攻防は止まらない。
神流「お前、本気じゃなかったアルな。あんな攻撃簡単に避けられたはずネ」
総悟「ガキ相手にムキになるほど子供じゃないんでねェ。だが女子供だろうが、強い奴を前にして黙ってるほど老いぼれてもねェ」
新八「ココにいるのが偶然じゃないって言うんですか？」
「わざわざ騙して私が新八くんを連れて来た」
神流「お前らアルか。地球に帰れないって悲しんでたマミーを呼んだのは」
神楽ちゃんの代わりに来たと話す神流ちゃん。
総悟「俺たちが呼んだのはお前らじゃねェよ」
「私たちがアナタたちを呼んで呼び出したいのは、坂田銀時・・今どこにいる」
新八「銀さんを探してるんですね」
彼らの目的がわかった気がした。
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シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年2月6日 10時) (
レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
天羽苺(プロフ) - 更新待ってます！ (2020年4月29日 18時) (レス) id: d8cddd6978 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - リノさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです！頑張ります(^o^) (2019年7月25日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 何度この作品を読んでも面白くて飽きません！長作で大変だと思いますがこれからも頑張って下さい！ (2019年7月18日 22時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» コメントありがとうございます！数年近くも読んでもらって嬉しいです！！頑張って完成させていただきます笑笑 (2019年3月22日 17時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖田いずみ | 作成日時：2019年3月21日 18時
