139訓 マフィア ページ13
「そう、この汚れ仕事は近藤さんや土方さんには務まらない」
新八「ど、どういう意味ですか・・」
沖田さんの言う通りだったらしい。
Aさんは笑顔が無表情に変わる。
「こういう汚れ役は斬り込み部隊がお似合いなの。ごめんね、利用するようなマネしてさ」
新八「ど、どうして僕らを・・」
僕の隣をゆっくりと歩き、沖田さんの方に向かうAさん。
「だって、万事屋は桂とも知己でしょ?なら、桂の暗殺に利用するには丁度いいってもんでしょ」
そして刀を向ける沖田さんの隣に立ち、銃口を向けた。
「でもバレたなら仕方ないか」
新八「仕方ないって・・。沖田さんもAさんも、アンタらいったい何してるんですか」
総悟「だから言ってんだろ、俺らは汚れ役を引き受けたって」
新八「汚れ役って、この国を脅かす存在を消すために、アナタたちは罪をおかすつもりですか?」
僕は冷静に沖田さんたちに聞く。
「罪?だって昔だってあったじゃない。攘夷志士って奴が。罪にはならないでしょ?私たちはこの国を脅かす存在を闇に葬ってあげてる組織なんだから」
新海「妹ちゃん・・」
新八「組織って・・」
総悟「俺たちは影ながら動いてやってるんだ。俺らは大日本国国土安全保障局環境調整課執行・・長ェからマフィアでいいや」
新八「結局御託並べてマフィア!?この人ら自身が平和を脅かす存在だって!!」
でもこんなのって・・。
一度は地球を、江戸を救うために手を組んだ仲間なのに・・。
新八「待ってください二人とも!!あのバカは僕がどんな手を使ってでもあの座から引きずり降ろします!!だからこんな争いは・・」
しかし二人とも聞く耳なんてもたなくて・・。
「なら、新八くんは私たちの敵に回る?」
パァンと銃声の後、僕の顔スレスレに飛ぶ銃弾。
そしてそのすぐ後に刀の攻撃。
総悟「おい、俺のエモノだって言っただろ」
「そんなに待ってらんないってーの。ココまで連れて来たの誰だと思ってんの」
総悟「チッ、まぁ俺は面白ければなんだっていいけどな」
沖田さんもAさんも昔に比べて強くなってるのがわかる。
神流「いつまで茶番やってるアルか」
新八「危ないよ神流ちゃん!下がってて!!」
神流「どのへんが危ないアルか?」
新八「え?」
神流ちゃんは言う。
神流「二人とも殺気が乗ってないネ。アレのどこが危ないアルか?」
神流ちゃんの言葉に僕は固まった。
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シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年2月6日 10時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
天羽苺(プロフ) - 更新待ってます! (2020年4月29日 18時) (レス) id: d8cddd6978 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - リノさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです!頑張ります(^o^) (2019年7月25日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 何度この作品を読んでも面白くて飽きません!長作で大変だと思いますがこれからも頑張って下さい! (2019年7月18日 22時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» コメントありがとうございます!数年近くも読んでもらって嬉しいです!!頑張って完成させていただきます笑笑 (2019年3月22日 17時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2019年3月21日 18時