【銀魂】副隊長は天人さんです＊続４

137訓 エモノ ページ11

新海「おい、うるさいぞ眼鏡」


新八「うるさいとかの問題じゃねぇぞ！！」


「まぁまぁ落ち着いてよ、新八くん」


とAさんは驚く様子はない。


新八「落ち着いていられます！？Aさん！神楽ちゃんの娘ですよ！？娘なんですよ！？」


「興奮すると血圧上がるよー」


相変わらず他人事のAさん。
そんな僕らを他所に、神流ちゃんは言う。


神流「お前、マミーの舎弟のぱっつぁんアルな」


新八「誰が舎弟だコラ」


神流「私、マミーのもう一つの故郷が見たくって、コッチに来れる仕事を探したネ」


新八「も、もうよせよ！！君が神楽ちゃんの子供なワケがない！君は一体誰なんだ！！」


僕は神流ちゃんに聞く。


神流「だからマミーとバナナの子供アル」


「もう、新八くん諦めて受け入れようよ。16歳ならポンポコ産むって」


新八「アンタなんつー事言ってんですか！！」


つうかバナナの子供ってなんだと話す。


神流「バナナ食べ過ぎて吐いたら、私が飛び出てきたって」


新八「いや、ピッコロ大魔王的産み方！！」


「へー夜兎ってそういう感じで子供産むんだね」


一個勉強になったと話すAさん。


新海「俺も知らなかったな」


神流「いや宇宙中周るうちに、ある星で教えてもらった分裂の技らしいアル」


新八「ヒロインの覚える技じゃねぇよ！！」


「ほーすごいなー分裂なんて」


新八「いや、だから冷静すぎるけどこの人！！」


そんな僕らが話していると


？「なんでィ」


一つの声が聞こえて振り返る。


「あ」


Aさんだけが反応した。


新八「だ、誰ですか・・」


目の前にいるのは黒服に黒い帽子を被った人物。
まるで今のAさんと同じようなスーツ姿だ。


？「で？テメェは武器の確認は済んだのかィ」


「うーん、まだ終わってないな」


？「桂にも正体バレちまって」


だがと帽子の人物はためると


？「いいエモノがいるじゃねぇか。ソッチのエモノよりも、コッチの方がよっぽど面白そうだ」


ニヤリと笑った人物。
一体この人は誰なのかと考えて、先程松平さんに言われた事を思い出す。


新八「まさか、殺し屋って・・」


？「A、手出すなよ。俺のエモノだ」


「はいはい」


Aさんは呆れた顔。
そして帽子を投げ捨てると


？「見せてみよろ万事屋。テメェらの２年を」


新八「お、沖田さんんん！！？」


沖田さんは刀を構えて僕らに向かって来た。

138訓 汚れ役→←136訓 最強の武器

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す