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看護師「ちょ、ちょっと！何してるんですか！！」
総悟「・・・」
沖田くんはゆっくりと立ち上がる。
ただ看護師に支えられるAちゃんを見て、固まっている。
「大丈夫です・・から・・離してください」
看護師「ダメです、安静に・・・って、小湊さん！！」
看護師の制止を振り切り、Aちゃんは息を切れ切れにしたまま、沖田くんの元へとフラリと歩き出した。
「・・はぁはぁ」
沖田くんの前に着くと赤い着物の襟元をギュッと握り、その胸元に顔を埋めた。
その胸の中で息を切らしているAちゃん。
「・・クッ・・コレ、返す・・・。だから・・もう・・・私の前・・現れない・・で」
Aちゃんは沖田くんの胸に簪を押し付けると、そのまま床へと倒れた。
看護師「小湊さん！！」
慌てて看護師が駆け寄った。
沖田くんは簪を握ったまま固まっている。
銀時「沖田くん？」
もう一人看護師が来てAちゃんをベッドに寝かせる。
看護師「興奮させる様なことしないでください」
看護師は怒った調子で俺と沖田くんにそう言った。
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そう言われて沖田くんは今何を思っているのだろう。
俺にはさっぱり沖田くんの心情がわからない。
総悟「・・・けんな」
沖田くんはゆっくりとベッドに横たわるAちゃんに近寄った。
総悟「勝手に言いたい事だけ言って倒れて言い逃げなんざ・・ふざけんじゃねェ・・」
沖田くんは手の中の簪を、眠るAちゃんの手に握らせた。
総悟「コレは俺がテメェに渡した御守りだ。俺が返せって言う前に返してんじゃねぇや」
沖田くんはAちゃんの髪をソッと撫でた。
総悟「必ず・・必ず、この簪に似合う髪に戻す。それまで・・お前に会わねェ」
そう言うと自身の刀を持ち、俺に背中を向けて出て行った。
銀時「・・時間がねぇ」
お妙にもAちゃんにも時間がねぇ。
俺は拳を握った。
「・・そうですね、旦那」
銀時「は？」
急に聞こえた声に反応し聞こえた方向を見る。
銀時「お、俺は！！「旦那でしょ？」
「お帰りなさい、旦那」
ニコリと微笑んだベッドの中のAちゃん。
銀時「いつから・・」
いつから気づかれていたのだろうか。
「河原で会った時からです。宴会場で確信に変わりました」
ギュッと手の中の簪を握るAちゃん。
「さっき旦那言いましたよね？時間がないって」
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ユズ風呂(プロフ) - 完結編でぶっちゃけ夢主ちゃんの格好何に似せたんですか？ (2019年4月28日 16時) (
レス) id: 8ff75eaee8 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» リクくれて始まりも遅かったのにそう言われて頑張れます！！涙腺崩壊しちゃってください笑笑 (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りんごあめさん» そう言ってもらえると頑張れます！！長引いてますがよろしくお願いします！！ (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 逆にもっと長引いてほしいです。切実に…笑 毎日毎日涙腺と格闘してます…もう悲しくて悲しくて…。 引き続き頑張って下さい！！ (2017年12月2日 23時) (レス) id: 684ce788b1 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - むっちゃ好きです！むしろ長引くほどいずみさんの小説読めるので嬉しいです！1日の楽しみになってます！応援してます！！ (2017年12月2日 23時) (レス) id: 7b8fac289e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖田いずみ | 作成日時：2017年11月5日 22時
