【銀魂】副隊長は天人さんです＊完結編

４＊ ページ5

？「あ、でもお前ら金ないから星からも出れないかー。こういう事やってる方が儲かるもんねー」


アニキ「なめやがって」


女はゆっくりと笠を外す。


？「言っとくけどー白詛がマスクなんかで防げるかっつーの、お前ら全員死ぬ運命なの。おわかり？」


ニコリと笑った女は、サイドに金髪を束ねて垂らしている。
そして右目は真っ赤で左目は金眼だ。


銀時「なっ！！！」


それは見慣れた容姿で俺は再び開いた口が塞がらない。


新八？「また面倒なのが来た」


神楽？「またって何よ。ま、面倒というよりは、ゴロツキよりもヤバい奴だけど」


モヒカン「テメェ、やんのか！！？」


アニキ「金髪赤目にその黒服・・まさかこの女！！」


モヒカンどもが慌てふためく。
女は刀を抜くと、モヒカンアニキの目の前に刃先を向けた。


？「さーてゴミ屑ども。早々にこのA様がぁーソウルソサエティに送ってあげる」


モヒカン「死神だぁああ！！！」


銀時「嘘だろ！！？あの貧乳団子娘が、他アニメに鞍替えしてんだけどぉおおお！！！」


俺の声が聞こえたのか、女は目の前のモヒカンではなく俺に刃先を向けた。


「そこのアンタもソウルソサエティに行きたい？」


銀時「マジで・・Aちゃんなの？」


俺は作り笑顔で殺意を向ける女に驚いている。
モヒカンどもは冷や汗ダラダラだ。


アニキ「も、元真選組一番隊副隊長でありながら、今や気にくわない奴を見つけては斬り殺しているという・・目の合った奴は全員地獄に落ちてると言うあの殺人鬼のAか！！」


とんでもねぇ奴になってんだけどぉおお！！
ソウルソサエティで死神になっちゃってるけどぉお！！？


銀時「警察がとんでもねぇ犯罪者になってけどぉおお！！？つうかアニメも武器も鞍替えしてっけどおぉおお！！？」


アニキ「ま、まだ死にたくねぇ！！！勘弁してくれぇええ！！」


そう言ってモヒカンどもはバイクを置いて逃げ始める。


「えーつまんなーい。もっと遊んで欲しかったのにー」


そう言って目の前のバイクを斬ると爆発する。
モヒカンどもは顔色をを変えて全速力で逃げた。


銀時「・・・」


俺は呆然と固まる。


新八「何しに来た」


「人斬り？」


神楽「満面の笑みで言わないでよね」


新八は眼鏡だし、神楽はツンデレだし、Aちゃんは殺人鬼だし・・いったい５年で何があったんだと俺は驚き固まったのだった。

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