２３＊ ページ25
急いで白いドアを開けた。
総悟「おい、クソ兄貴」
新海「・・沖・・・田」
目の前には息が荒いクソ兄貴の姿。
俺は近くの椅子に眠ってるAを座らせる。
総悟「来てやったぜ」
新海「俺の最後を・・見たいたぁ・・・俺の負け・・だな・・」
総悟「俺の勝ちでィ。ざまあみやがれ変態シスコン野郎。あの世でAと結婚した俺を恨んでやがれ」
新海「あぁ・・なんとでも・・いいやがれ・・クソ・・ドS野郎。地獄で呪ってやら・・」
酸素マスクをつけられ息切れをしている兄貴と俺は言い合いをする。
側から見たら見舞いに来た俺は最低な奴だろう。
だが俺とコイツはコレでいいんだ。
いつも言い合ってた。
なら、最後もこうやって送ってやろうじゃねぇか。
新海「・・なぁ・・沖田」
言い合っていた俺に、兄貴は静かに呟くように言った。
新海「・・もう、本当のこと・・・教えて・・くれ」
総悟「あ？何のことだ」
兄貴が言う�猖榲�のこと�瓩鵬兇狼い鼎い討い襦�
兄貴も薄々気づいていたのだろう。
新海「あぁ・・知ってるよ。き、きっと妹ちゃ・・が口止め・・してん・・だろ？」
俺は黙る。
そして兄貴の口から出た言葉は
新海「・・白詛・・かかっちまった・・んだろ？」
ここまで兄貴に言われてしまえば、俺も観念するしかない。
総悟「・・いつから」
新海「急に・・・来なくなった・・。毎日来・・てたのに・・。なのに・・目が見えなくなっ・・てから来た」
俺に見られたくない何かがあったんだろ？と兄貴は言った。
新海「沖田・・妹ちゃんは・・「６日」
兄貴が続ける言葉に検討がつき、俺は正直に答えた。
総悟「それまでに何とかするつもりだ。ナノマシンウィルスであることは掴んだ。なんとしても治す」
目の前の兄貴を助けることは間に合わない。
だけどAにはまだ時間がある。
新海「あぁ・・頼むよ。俺の・・身体を使っても・・いい。だから・・・俺の・・妹・・助けてくれ」
総悟「テメェに言われなくてもそのつもりだ」
そう言って俺は兄貴の手を掴み握手をした。
新海「・・妹ちゃ・・いる？」
総悟「あぁ。テメェが死にかけてるって聞いて、病気の身体を無理に酷使しやがって椅子でぶっ倒れてるよ」
新海「よかった」
総悟「お前が連れて来いって言ったんだろ？だから連れて来てやったよ」
新海「ありが・・とな」
総悟「テメェに感謝述べられるたぁな」
その時だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 239人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユズ風呂(プロフ) - 完結編でぶっちゃけ夢主ちゃんの格好何に似せたんですか？ (2019年4月28日 16時) (
レス) id: 8ff75eaee8 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» リクくれて始まりも遅かったのにそう言われて頑張れます！！涙腺崩壊しちゃってください笑笑 (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りんごあめさん» そう言ってもらえると頑張れます！！長引いてますがよろしくお願いします！！ (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 逆にもっと長引いてほしいです。切実に…笑 毎日毎日涙腺と格闘してます…もう悲しくて悲しくて…。 引き続き頑張って下さい！！ (2017年12月2日 23時) (レス) id: 684ce788b1 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - むっちゃ好きです！むしろ長引くほどいずみさんの小説読めるので嬉しいです！1日の楽しみになってます！応援してます！！ (2017年12月2日 23時) (レス) id: 7b8fac289e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：沖田いずみ | 作成日時：2017年11月5日 22時
