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新八「俺はもう・・仲間もツッコミもお通ちゃんのCDも捨てたんだ!!」
お前のアイデンティティほとんど捨てちゃってるけどぉおお!!?
新八「これからは大江戸マスカッツの時代なんだ!!」
そう言って新八は半裸のお通ちゃんがパッケージのDVDを取り出した。
銀時「このシリアスシーンでなにほざいてんじゃぁあ!!」
神楽「ふん、一人で悲劇のヒーローぶってんじゃないわよ」
頬杖をついて神楽が新八に言う。
神楽「私だって語尾のアルとか日本語の聞き間違い的ボケとか、五年も江戸に住んでて引っ張るのに無理になっちゃんだからね」
銀時「や、あのね・・」
お登勢「やめときな。五年で色々あったんだ。みんな変わったってことさ」
そう言ってお酒を飲むババア。
?「今まではザザエさん方式で年なんて進まなかったのに、いきなり5年も経っちまって・・そりゃみんな大人になるよ」
聞こえてきた声を確認すれば、手酌で酒を飲む老人がいた。
老人「みんなに比べてこの俺は、五年前からなんも成長してねぇマダオだもんな」
マダオって、まさか・・・長谷川さんんん!!
銀時「アンタが一番成長してんだけどぉおお!!」
手が震えて酒をこぼす長谷川じーさん。
お登勢「長谷川じーさん、お酒がこぼれてるよ。ちょっと、キャサリン!!」
ババアがキャサリンを呼ぶ。
キャサリン「マッタク、長谷川サンワ」
キャサリンはテーブルを吹き始める。
だがそのキャサリンは顔の下半分は剛毛で覆われていた。
銀時「髭の量半端ねぇよぉおお!!どうやって五年過ごしたらそうなるんだよぉお!!」
なんでどうでもいいオッサンとオバさんが急成長してんだよ!!
?「私からすれば、皆さん五年で立派に成長していますよ」
その声はたまの声だった。
でもたまの姿は下半身にキャタピラがついた戦車に変化していた。
銀時「おかしいって!!おかしいよ!コイツら!!」
お登勢「しょうがない奴らだろ」
ババアは俺に向かって言った。
お登勢「でもね、こんなすさんじまった世界で、昔と変わらずこうして笑っていられるのは・・アイツの仲間が変わらずバカやってくれるおかげさ」
銀時「ばあさん・・」
一瞬俺が銀時だと言いそうになった。
お登勢「生きてる間はバカばっかやってた奴だけど、アイツらを残してくれてったことだけは銀時に・・あのバカに感謝しないとね」
その後も俺は、昔のようにバカどもと酒を飲み続けた。
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ユズ風呂(プロフ) - 完結編でぶっちゃけ夢主ちゃんの格好何に似せたんですか? (2019年4月28日 16時) (レス) id: 8ff75eaee8 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» リクくれて始まりも遅かったのにそう言われて頑張れます!!涙腺崩壊しちゃってください笑笑 (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りんごあめさん» そう言ってもらえると頑張れます!!長引いてますがよろしくお願いします!! (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 逆にもっと長引いてほしいです。切実に…笑 毎日毎日涙腺と格闘してます…もう悲しくて悲しくて…。 引き続き頑張って下さい!! (2017年12月2日 23時) (レス) id: 684ce788b1 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - むっちゃ好きです!むしろ長引くほどいずみさんの小説読めるので嬉しいです!1日の楽しみになってます!応援してます!! (2017年12月2日 23時) (レス) id: 7b8fac289e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2017年11月5日 22時