検索窓
今日:2 hit、昨日:54 hit、合計:481,979 hit

お出掛け ページ38

貴女『何だか、少し恥ずかしいな…』





私はみっちゃん達から貰った袴を着て、そう呟いた


最後の仕上げにむいくんから貰った椿の髪飾りを付ける





貴女『似合ってる、かな?』





着なれてないから、凄く不安だ







ガラガラ







無一郎「A、入るよ」





この声、むいくんだよね!?


もう来たの!?



どうしよう、まだ心の準備が……!





貴女『むいくん!入って来るときは、扉を叩いてから!』



無一郎「Aだって何時も僕の邸に勝手に、入…って……」





むいくんが私を凝視した


変、だったのかな…?





貴女『えっと、みっちゃん達に貰ったんだけど……どう、かな?
や、やっぱり似合わないよね!隊服に着替えた方が!』



無一郎「……似合ってる」



貴女『え?』



無一郎「似合ってる、綺麗だよ」



貴女『っ、だよね!この袴、花柄で綺麗だよね
何か私が着るの勿体ないな…』





一瞬、ドキドキしてしまった


嬉しくて……?





無一郎「意味わかってる?」



貴女『?どういう、こと?』



無一郎「…何でもないよ」





変なむいくん……


私はお弁当の入っている風呂敷を持ち、むいくんの傍へと駆け寄った





貴女『行こ!!むいくんと出掛けると楽しみだったんだ!』





私はむいくんの手を握り、少し速足で外に出る





無一郎「行きたい所あるの?」



貴女『あるんだけど…』



無一郎「だけど?」



貴女『ば、場所が……わからない』



無一郎「馬鹿なの?」





最近、むいくんに馬鹿って言われる回数が多くなったような気がする……





貴女『しょ、しょうがないじゃん!最近、全然行ってなかったんだし』



無一郎「それで、何処行くの?」



貴女『上弦の参と戦った時に羽織がぼろぼろになっちゃったから、新しいのが欲しくて
だから、むいくんに一緒に選んで欲しかったの!』





あの羽織はみっちゃんとしーちゃんと一緒に買ったもの

可愛くて凄く気に行ってたのに……


私がそんなことを考えていたら、むいくんが私の手を引いて歩き出した





貴女『むいくん!?』



無一郎「行くんでしょ?それとも、一人で適当に行って迷子になりたい?」



貴女『…反論なしです』





むいくんの言っていることが正論すぎて、反論が出来ない





無一郎「だったら、大人しくついて来てね」



貴女『うん!』





私はむいくんに手を握られたまま、一緒に羽織屋へ向かった

〃→←余所行き


ラッキーカラー

あずきいろ


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (232 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
685人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます!続編は今まだ編集中でして、九月には公開しようと思っています。(結構内容がごちゃごちゃしてるんですが、それでも宜しければパスワードはスティッチの誕生日で閲覧が可能です)編集、更新頑張るのでこれからも宜しくお願いします! (8月21日 13時) (レス) id: ccd9ca707d (このIDを非表示/違反報告)
- おもしろかったです!続編も楽しみにしてます!よろしければパスワード教えてくださいますか? (8月20日 3時) (レス) @page47 id: 537cecc8c5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 吹雪彩香さん» ありがとうございます!受験の関係で、更新遅いですが、宜しくお願いします! (2019年12月28日 20時) (レス) id: 4f59bad892 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - いつも作品見ています!更新頑張ってください(^ ^) (2019年12月28日 14時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みみずさん» ありがとうございます!大変嬉しく思います。更新頑張りますね!これからも愛読して頂けると幸いです。槭にも伝えておきます! (2019年12月8日 0時) (レス) id: 4f59bad892 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: x他1人 | 作成日時:2019年10月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。