無一郎の大切な幼馴染み

幼馴染み ページ4

貴女『あ、むいくん！おはよう！』





本部へ向かっている途中に、むいくんが歩いている姿が見えた


私の大切な幼馴染みで、同じ柱の

“時透無一郎”


私は彼を“むいくん”と呼ぶ

彼は私に気付くと、歩みを止めた





貴女『むいくんもこれから“柱合会議”行くんでしょ？一緒に行こうよ！』



無一郎「別にいいけど、迷子にならないでよ」



貴女『なる訳ないでしょ！何度も行ったことあるんだし…』



無一郎「そう言って、迷子になって会議に遅刻して来たのは何処の誰だっけ？」



貴女『あ………で、でも！今日はむいくんがいて心強いから絶対迷子にならないよ！』



無一郎「はぁ…」





むいくんが溜息を吐いた



え？？？

私って、そんな信頼ない！？


というか呆れられてる！？





貴女『ほ、ほら！遅刻しちゃ不味いし、早く行こ！！』





私は先に歩みを進め、道を曲がろうとするが……







無一郎「道、逆」



貴女『え、嘘！！？』





早速間違えてしまい、むいくんに注意されてしまう

何だか恥ずかしい…





無一郎「遅刻すると不味いから、早く行くよ」





むいくんが私の片手を握り、引っ張ってくれる


やっぱり好きだな、むいくんの手

温かいし、凄く落ち着く





貴女『うん！！』





私は彼の手を握りしめたまま歩く


すると彼も優しく握り返してくれる



それが凄く幸せだ

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