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無一郎 目線





邸でAの指の消毒をし終えると雷が落ちた


そういえば、Aは雷嫌いだったっけ

そんなことを考えている内にAは大声を出して、僕に引っ付く



誰にでもこんなことしてるのだろうか?


彼女の無防備さに少し苛立った





貴女『むいくん!今日、泊まらせて!!』







《無一郎「僕だって、男だよ」》







そう言おうとしたが、僕は口を噤んだ







《貴女『だって、むいくんはむいくんじゃん』》







君がそう答えるとわかっていたから……


僕が泊まって良いと言うと、彼女は鴉を呼びに行こうとした

けれど再び雷落ち、彼女は大声を出して座り込んだ

このままじゃ埒が明かないと思い、僕が鴉の場所を尋ねたら彼女は玄関と答えた



Aを行かせたら、絶対迷子になるという僕の中で確信があった

一人で居させるのも可哀想な気がするけど、一人で行かせて迷子になるよりマシだと思った


すぐに戻ると彼女に約束して、玄関に向かう

彼女の言った通り、鴉は玄関のすぐ傍にいた





無一郎「Aは今日、僕の家に泊まるから」





Aの鴉にそれだけ言うと、鴉は鳴きながら飛び立って行った



……早く戻ろう


僕は駆け足で彼女のいる部屋に戻った





無一郎「A、戻って来たよ」





彼女の名前を呼ぶが返事がない





無一郎「A?」





不安になって部屋を彼女を探していると、部屋の隅で彼女を見つけた



彼女は寝ていた

きっと、疲れていたんだろう


幸せそうに眠っている





無一郎「無防備……」





僕のことを男として見てない

今の彼女を見ればわかる


此処だと風邪を引くかもしれない

僕は彼女を横抱きにして、自分の布団の上に寝かせる



軽すぎ、ちゃんと食べてるのかな


僕は一息吐くと、彼女の頭を撫でる





無一郎「何時になったら僕の気持ちが、君に届くのかな…」





悔しい気持ちになる

今度、甘露寺さんに相談してみようかな



僕はそう思いながら、彼女から離れる


しかし右手に暖かい何かが触れ、僕の行く手を阻まれた





無一郎「A…」





彼女が僕の手を握っていた



久しぶりだな、こういう感じ…


何時だったかな?

前もあったようながする







《貴女『むいくん、手握って。むいくんの手、暖かいから私大好き》







何時かだったっけ?

思い出せない……


今はこの温もりを大切にしよう



温もりを感じながら、僕は眠りに就いた

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ラッキーカラー

あずきいろ


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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます!続編は今まだ編集中でして、九月には公開しようと思っています。(結構内容がごちゃごちゃしてるんですが、それでも宜しければパスワードはスティッチの誕生日で閲覧が可能です)編集、更新頑張るのでこれからも宜しくお願いします! (8月21日 13時) (レス) id: ccd9ca707d (このIDを非表示/違反報告)
- おもしろかったです!続編も楽しみにしてます!よろしければパスワード教えてくださいますか? (8月20日 3時) (レス) @page47 id: 537cecc8c5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 吹雪彩香さん» ありがとうございます!受験の関係で、更新遅いですが、宜しくお願いします! (2019年12月28日 20時) (レス) id: 4f59bad892 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - いつも作品見ています!更新頑張ってください(^ ^) (2019年12月28日 14時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みみずさん» ありがとうございます!大変嬉しく思います。更新頑張りますね!これからも愛読して頂けると幸いです。槭にも伝えておきます! (2019年12月8日 0時) (レス) id: 4f59bad892 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作成日時:2019年10月25日 0時

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