愛と歌声を失った少女【暗殺教室】 (ページ26)

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((ブニョンブニョンブニョンブニョン))

小テスト中の教室に響き渡る音
音の正体は殺せんせーの触手である

見かねた生徒はヒソヒソと話す

三村「さっきから何やってんだ殺せんせー？」

矢田「さぁ… 壁パンじゃない？」

磯貝「ああ…

さっきカルマにおちょくられてムカついてるのか」

前原「触手がやわらかいから壁にダメージ伝わってないな」

前原が身を乗り出しながら壁パンしている殺せんせーを見る

ここで殺せんせーの弱点(？)が判明

【殺せんせーの弱点④】
パンチがヤワい

A「(さすがに少しうるさくなってきた…)」

苦手な小テストに頭を悩ませつつも壁パンしている殺せんせーに少し気が散っていた

岡野「あーもう！！

ブニョンブニョンうるさいよ！！
小テスト中でしょう！！」

殺せん「ここれは失礼！！」

生徒の気持ちを代弁するように言ったのは岡野
岡野に指摘され、殺せんせーは謝罪した

寺坂「よォカルマァ

大丈夫かァ？
あのバケモン怒らせちまってよォ」

吉田「どーなっても知らねーぞー」

村松「またおうちにこもってた方が良いんじゃなーい？」

カルマ「…」

茶化すように声をかけたのは寺坂、吉田、村松だ
自分たちが前回暗殺に失敗し、怖がっていたことを棚に上げている

A「…殺されかけて怒るのは普通でしょ？

だいたいアンタたちの場合は
やり方に問題があったから怒られただけじゃない

バカなの、寺坂は？」

カルマ「ぷ… 確かに月島ちゃんが正解

しくじってちびっちゃった誰かの時と違ってさ」

Aが正論を述べれば、カルマも挑発するように寺坂に向ける

寺坂「ちびってねーよ！！

テメェらケンカ売ってんのか！！」

Aの正論で図星をつかれ、カルマの言葉にキレて机を叩き威嚇する

殺せん「こらそこ！！

テスト中に大きな音立てない！！」

前原「(いやアンタの触手の方がうるさいよ)」

寺坂の立てた音がきっかけに殺せんせーは注意する
だがブーメランだ

ずっとブニョンブニョンと音を立てた触手の方がうるさかったため、前原は内心突っ込む

カルマ「ごめんごめん殺せんせー

俺もう終わったからさ
ジェラート食って静かにしてるわ」

注意されて上部の謝罪をしたカルマは、ジェラートをどこからか出していた

当然、殺せんせーは許すわけなく…

殺せん「ダメですよ授業中にそんなもの…

！！」

カルマの持っているジェラートに殺せんせーは目を凝らす