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涙で潤った輝く紫の瞳がとうとう私を見つけ出してしまった。
私も、彼をようやく見つけられた。
「好き、好き……今更かもしれへんけど、俺も好き。頼む、嫌なら俺から離れて。……嫌やないんなら、このまま俺に抱きしめられとって」
「ずるい、ひどい、ばか」
「うん」
「すき、すきだよ、わたしだってっ！君からもらったネックレスだってけっきょく捨てれてないんだもんっ！！すき、すき……」
「……もう、傷つけたりしないから」
やっと涙が止まったショッピとは裏腹に、泣きだしてしまった私の涙を赤い目でちょっと困った顔をしつつ男の子らしくなった細い指でその涙を拭われる。
「だいすき、しょっぴ」
「俺も、A」
いつの間にか暗くなりだしていた空は赤色から紫色へと世界を包み込みだす。
本来は怖いはずのこの時間、だけどショッピと一緒なら怖くない……むしろ安心する。
「A」
聞いたこともない優しくて、甘い声。
そっと近づいてくる彼から避ける理由なんて一つもなくて。
濡れた唇、乾いた唇がお互いにくっつく。
始めは短く、だけども何回も確かめ合うように何度も何度もキスをし合う。
「好き、A……好き。これからもずっと、一緒にいよう」
「うん……もちろん」
「あんがと。……大好き」
「私も大好き」
そう言って最後にもう一度だけキスと好きを送り合う。
ちょっとしたすれ違いかもしれない、けど私達には大きな障害だったのは間違いないだろう。
もし、彼と何かのきっかけで別れることがあったとしても＿＿いや、そんなことを考える必要なんてないか。
＿＿今は少なくとも、お互いのことが大好きってことを確認できればいいのだから。
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夜有(プロフ) - 百瀬のえるさん» ありがとう御座います！いつかまた会えるときが来ましたら、そのときはよろしくお願いします。 (2021年1月1日 23時) (
レス) id: 93b15b9a53 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬のえる(プロフ) - 更新ありがとうございました！大好きです！！お疲れ様でした！ (2021年1月1日 23時) (レス) id: 90299a5c54 (このIDを非表示/違反報告)
黒音 - はい！それではお願いします！ (2019年10月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 11da0246b8 (このIDを非表示/違反報告)
夜有(プロフ) - 黒音さん» あ、いえ！その可能性も考えてたのにそこも確認してなかった私もすみませんでした。リクエスト承りました！ (2019年10月15日 16時) (レス) id: 93b15b9a53 (このIDを非表示/違反報告)
黒音 - 返信ありがとうございます!個人的にはハッピーエンドがいいですが作者さんの書きやすい方で良いですよ(それと夢主が死んだ後の事なのですが前世の時の事です。分かりづらくてすみませんでした) (2019年10月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 11da0246b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜有 | 作成日時：2019年4月7日 22時
