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趣味全開で生きるといったあの宣言どおり生活しているのに、昔好きだった水色じゃなくて紫ばかりを、青い昼の空じゃなくて暗くなりかける紫の空を選ぶ理由なんて考えれば簡単なことで。
息が漏れる、手が震える。
「お前が今本当にほしいのはなんや、叶えたいことはなんや。もっと貪欲にいけ、欲に忠実になれ」
「わたし、私は」
「奪われる前にお前が攫え」
言いたいことはそんだけや、なんて勝手に話を終わらせてお金を置いて先に帰ってしまった先輩に何も言えずひたすら机を見つめる。
奪われる前なら、奪ったことになんてならない。
願いが叶う余地がない？嘘つけ、諦めたいがための嘘を自分がついてどうする。
「私の、叶えたいこと」
口に出して決心を固める。
すると鞄から振動がなり、気になって見てみるとそこには「あの公園に呼んどいたで」と鬱先輩からのラインが。
あの二人手を組んでたな、なんて今更のことを改めて把握し、堪らなくなった私は急ぎ足で会計をし、公園に向かう。
好き、嫌いになるほど好き。
私はずっと前から君のことが好きだったんだ。
こうやって馬鹿みたいな甘えた行動を、先輩たちからわざわざステージを作ってもらってしまったほどに君のことが忘れられないの。
サンダルより走りやすいスニーカーで公園まで駆ければ、そこにはもうスタンバイ済の酷い同級生。
なんて、酷いのは私の方か。
「ショッピ！！」
息が切れながらも大声で叫ぶ私に驚きながらこちらを振り向く、少しだけ髪の毛がさっぱりした彼に見惚れかけながらも続けて言葉を紡ぐ。
「私、私ね！」
言いたいことを我慢？違う、ただ今が壊れるのが怖くて甘えて言えなかっただけ。
そんなカミサマだってどうしょうもないこの叫びを、今、ここて彼に伝えよう。
「ショッピのことが好き！好き、どうしようもないほど好きなの！」
君に好きな人がいると聞いて、あの日からラインだけとはいえ相談に乗ってた私に突然告白をされたショッピは呆けた顔を見せる。
「言わないでおこうと思った、この関係が壊れるのが怖くて！でも、でも、私らしく生きようとしても君が忘れられなかった！！」
私が私で生きるには、もうここで区切りをつけるしかない。
「私、Aはっ！！あなたのことが大好きですっ！！！」
馬鹿でかい声で、周りの家にも届きそうなほどの声量で叫ぶ。
迷惑だなんて考えられなかった。
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夜有(プロフ) - 百瀬のえるさん» ありがとう御座います！いつかまた会えるときが来ましたら、そのときはよろしくお願いします。 (2021年1月1日 23時) (
レス) id: 93b15b9a53 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬のえる(プロフ) - 更新ありがとうございました！大好きです！！お疲れ様でした！ (2021年1月1日 23時) (レス) id: 90299a5c54 (このIDを非表示/違反報告)
黒音 - はい！それではお願いします！ (2019年10月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 11da0246b8 (このIDを非表示/違反報告)
夜有(プロフ) - 黒音さん» あ、いえ！その可能性も考えてたのにそこも確認してなかった私もすみませんでした。リクエスト承りました！ (2019年10月15日 16時) (レス) id: 93b15b9a53 (このIDを非表示/違反報告)
黒音 - 返信ありがとうございます!個人的にはハッピーエンドがいいですが作者さんの書きやすい方で良いですよ(それと夢主が死んだ後の事なのですが前世の時の事です。分かりづらくてすみませんでした) (2019年10月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 11da0246b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜有 | 作成日時：2019年4月7日 22時
