中間家の日常 Part3 (ページ28)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:73,623 hit

お見合い偵察大作戦…【14】ページ28

黄「もしかして、俺のあとついてきたんやないやろな？」

淳太くんの顔が私に近づく。

黄「A…、正直に言わんとお仕置きするで？」

ソファから降りて土下座。

「ご、ごめんなさい！崇ちゃんが淳太くんのお見合いの話聞いてしまったみたいで。」

黄「ふーん、で？祟裕だけ？一緒に来たんは。」

「あ、照史も一緒でした…。」

黄「照史も一緒か…。後で話せんとな。」

クスクス笑う淳太くんに思わず身震いしてしまった。

(ごめん、崇ちゃん、照史。)

黄「それで？Aはどう思ったん？」

「えっ？なにが？」

黄「俺の見合い見てたんやろ？」

「あー、相手の人社長さんの娘さんやろ？」

黄「せやな。」

「ってことはやっぱ政略結婚やんな？」

黄「うん、まぁな。」

「私は…、淳太くんがこの人と結婚したいって思ったらしたらいいと思う。淳太くんが選んだ人なら間違いないやろし。」

本当は寂しい。

けど、いつまでも一緒に入れるとは思ってない。

何より淳太くんの気持ちが一番大事だから。