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国立雄英高等学校
有名なプロヒーローを数多く排出する名門校であり、ヒーローを目指す者にとって憧れの的であるこの高校。
「初めまして、根津校長」
プロヒーローが在籍するこの学校で浮くくらいには異様な雰囲気をもった初老の男性が訪れていた。
＊＊＊＊＊
会議室には数名のプロヒーローが集められていた。
「1年生に転入生、ですか」
「ああ。先日、宮内庁職員を名乗る人物が私を訪ねて来てね」
「宮内庁ですか？そんな所が雄英と何の関係がおありで？」
「連日ニュースで報道されている件、君達なら知っているだろう。“刀傷”に“宗教勧誘”のような事をする不審な人物。犯人は依然として捕まっていない」
妙な事件だった。被害者は一般人、プロヒーローを問わず襲われており、全員どこかに刀傷を負っていたのだ。
おまけに事件現場付近では「過去を変えてみないか」という誘いを受ける者もいた。
「訪ねて来た男が言ったのさ」
『これはヒーローにはどうすることも出来ない、解決できるのは私達のみ。だが捜査を円滑に進めるためにも私達に協力してほしい』
「協力とはつまり、宮内庁の人物を雄英に送り込むということさ」
その言葉に教師陣は目を見開く。
根津は一度は断った。雄英の生徒を巻き込む訳にはいかないと。
だが男は、詳しく話すことはまだ出来ないが近々雄英高校が狙われる可能性も高い、と言った。
根津は悩んだが、生徒を危険に晒さないことを条件に、この協力をのんだ。
「1年生に転入ということは彼らと同じ年の人間が来るということですか？」
怪訝そうに言うブランドキングの意見は最もだった。
宮内庁にそんな若い人間がいるのも信じられない話である。
「そうさ。にわかには信じられないけど、資料もここにある」
(人1) (人2)
宮内庁所属
齢 15
個性 “氷結”
(人1)(人2)。黒髪に灰色の目、15というだけあって少し幼い顔立ちをしていた。
彼女について書かれた書類で、怪しいところは特に見当たらなかった。
「この少女が、事件解決の糸口らしい」
＊＊＊＊
相澤消太は資料にある“(人1)(人2)”という少女に違和感を覚えていた。
「それにしても…どこか既視感がある顔だな」
黙って資料を見つめていた相澤がようやく口を開いた。
同じく会議終了後も残っていた、(人2)の担任を任されたブラドキングやオールマイトも顔を上げた。
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牧島(プロフ) - 政府役人さん» コメントありがとうございます！受験終わったら沢山更新できるように頑張ります！ (2019年2月17日 11時) (
レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
政府役人 - 更新頑張ってください。体調に気をつけて無理せず更新してください。応援してます牧島様。 (2019年2月16日 21時) (レス) id: b826bbf687 (このIDを非表示/違反報告)
牧島(プロフ) - 元姫さん» コメントありがとうございます！嬉しくて励みになります。この連休はたくさん更新できるように頑張ります！ (2019年2月9日 16時) (レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
牧島(プロフ) - 黄泉さん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！なかなか話が進んでいないんですが頑張って進めます！ (2019年2月9日 16時) (レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
元姫 - とてもおもしろいです！更新楽しみにしています！ (2019年2月7日 22時) (レス) id: 5cc9b8b817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牧島 | 作成日時：2019年1月26日 23時
