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期待してくれている短刀達には悪いけど今回は私も物間君の作戦で安全圏を行こう。
『――スタート！！』
一番右のスタートランプが消え、スピーカーミッドナイト先生の号令が響き渡ると、全員が一斉に走り出す。
____んだけど狭い、とにかく狭い。
みんなが通り抜けようと必死で潰されそう。
どうやって切り抜けようか考えていたとき、後ろからパキパキという音と冷気が漂ってきた。
それと同時に付近が凍り始める。
_________
周りが次々と足元を奪われていく中、なんとか間一髪で避けて走り出す。
先頭を走るのはA組、USJで会った赤髪君や爆豪君もいる。
『さぁいきなり障害物だ!!まず手始め・・・第一関門ロボ・インフェルノ!!』
今度はでっかいロボの大群。
これをヒーロー科の入試を受けた人は相手にしたのだと言うから驚きだ。
全部凍らせても、いいんだけど
焦凍が地面に手をつき、一気に手を振り上げると同時に巨大ロボは一瞬で凍り付いた。
凍ってる隙にその足元を通る焦凍、それにあやかろうと後ろの生徒たちも同じルートを辿ろうとする。
でも焦凍が通った瞬間ロボが崩れ落ちそうになる。
「あっぶない…！」
咄嗟に手を振りかぶって氷壁を作り出す。
なんとかロボが倒れるのは防げたけど、
『おおっと！？B組の(人1)が氷壁を作り出した！！てか轟と個性ダダ被りじゃね！？」
マイク先生のテンション高めの実況に思わず苦笑いする。
私には炎はないし、ダダ被りだったら苦労しなかったんだろうけど。
「(人1)！！助かったぜ！！」
ロボの真下にいて潰されそうになっていた鉄哲君はお礼を言うと再び走り出した。
40番以内が目安だし、私もボーッとしてはいられない。
＊＊＊＊＊
第二関門、第三関門は特に可もなく不可もなく。
でも物間君の提案に乗って良かったとは思う。
ゲートを通り抜けたとき観客席に目立つ頭カラフルな頭が見えた(案の定刀剣達だった)ので、手を振ったら振り返してくれた。
今剣や粟田口の短刀達がピョンピョン跳ねながら大きく振っていたのが可愛すぎて口元が緩んでしまったのを回原君に見られてしまった。不覚。
口元抑えて後ろ向いたけど肩震えてるの分かるからね。
絶対笑ってるでしょ。
結果は一佳ちゃんに次いで29位とパッとしない順位ではあるものの、A組の個性を観察できた分、次の競技からは有利に動ける。
本戦は、次からだ。
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牧島(プロフ) - 政府役人さん» コメントありがとうございます！受験終わったら沢山更新できるように頑張ります！ (2019年2月17日 11時) (
レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
政府役人 - 更新頑張ってください。体調に気をつけて無理せず更新してください。応援してます牧島様。 (2019年2月16日 21時) (レス) id: b826bbf687 (このIDを非表示/違反報告)
牧島(プロフ) - 元姫さん» コメントありがとうございます！嬉しくて励みになります。この連休はたくさん更新できるように頑張ります！ (2019年2月9日 16時) (レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
牧島(プロフ) - 黄泉さん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！なかなか話が進んでいないんですが頑張って進めます！ (2019年2月9日 16時) (レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
元姫 - とてもおもしろいです！更新楽しみにしています！ (2019年2月7日 22時) (レス) id: 5cc9b8b817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牧島 | 作成日時：2019年1月26日 23時
