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ついた場所は流石雄英、というべきか物凄く大きな建物だった。
やっと兼さんに降ろしてもらった。怖かった。
「いい？無茶はしないこと。もしものときは応援を呼ぶから」
「わーかってるよ。心配性だなあ主は」
「兼さんが1番心配なんだけど」
やれやれといった風に首をふる兼さんだけどこの人が1番安心できない。
じとっと睨むと、なんだ？見とれたか？と照れながら言ってきた。
脳内お花畑か。
「主、僕たちはそんなにヤワじゃないよ」
「必ず無事に戻ってきます」
光忠が私頭を撫でて、前田は安心させるように微笑む。
「…ん、じゃあ入ろうか」
扉まで向かおうとしたとき、眼鏡の男の子が出てきた。
物凄く足が速い。刀剣達もビックリである。
切羽詰まった表情でこちらには一切気づかなかったけれど。
恐る恐る光忠と顔を見合わせる。
「…どうやら中に生徒がいるみたいだね」
「い、急ぐよ！！！！」
閉まりそうな自動ドアに慌てて飛び込む。
ここに私がいることに他の生徒に気づかれてしまうと後々面倒なので物陰に隠れる。
遡行軍の数は少ない、これなら3振でもいけるだろう。
そう思ったけど辺りを見渡して思わずヒュッと喉が鳴った。
「待って！」
今にも遡行軍のもとに飛び出して行きそうな3振を止める。
未だに動きを見せない遡行軍の近くには生徒ではなさそうな人がちらほらいる。
極め付けは大きくて黒い、人ではないなにか。
そして、それに頭を押さえつけられて流血しているA組担任の相澤先生。
生徒はみんなコスチュームを着ているしヒーロー科、多分訓練をしていたんだろう。
こんなことならちゃんとカリキュラムを見ておくべきだった。
「多分、敵だ」
「ゔぃらん？なんだいそれ」
不思議そうに問う光忠に軽く説明をする。
敵には極力関わらないで、という趣旨も伝える。
遡行軍だけならまだしも、敵がいるなら話はまた変わってくる。
なんで遡行軍と敵が一緒にいるんだとか色々思うことはあるけれど最優先は遡行軍の討伐だ。
「兼さん、光忠、前田。遡行軍を討伐してきて！」
「よーし、いっちょやってやろうじゃねえか」
「オーケー」
「行って参ります！」
遡行軍の方へ走り出した3振を見送ったあとすぐにバァンと扉が破壊された。
えっつよい…。
そこに現れたのはオールマイトだった。
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牧島(プロフ) - 政府役人さん» コメントありがとうございます！受験終わったら沢山更新できるように頑張ります！ (2019年2月17日 11時) (
レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
政府役人 - 更新頑張ってください。体調に気をつけて無理せず更新してください。応援してます牧島様。 (2019年2月16日 21時) (レス) id: b826bbf687 (このIDを非表示/違反報告)
牧島(プロフ) - 元姫さん» コメントありがとうございます！嬉しくて励みになります。この連休はたくさん更新できるように頑張ります！ (2019年2月9日 16時) (レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
牧島(プロフ) - 黄泉さん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！なかなか話が進んでいないんですが頑張って進めます！ (2019年2月9日 16時) (レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
元姫 - とてもおもしろいです！更新楽しみにしています！ (2019年2月7日 22時) (レス) id: 5cc9b8b817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牧島 | 作成日時：2019年1月26日 23時
