10.解説 ページ10
そして、ふと気づいたことがある。
私の"悟る者"で"無限牢獄"を解析したら、
ヴェルドラの封印が解かれるのではないか。
思い立ったらすぐ動く。
すぐにヴェルドラのもとへ行き、"無限牢獄"に触る。
すると、頭の中に一気に沢山の情報が流れてきた。
ただ、自分で考えてるという感覚はなく、
中に次々と物が流れてきて、物同士が合体していく感覚だった。
ただ、少しずつだが、疲れていくのは感じる。
その状態が自分の中では、1時間以上使っている感覚がしているが、
(実際にどれくらいかは分からない)
情報が多すぎるのか、解析が終了するのには何百倍の時間が必要になるだろう。
『ヴェルドラ、私が"無限牢獄"に触ってから、どれくらい時間がかかった?』
ヴ「詳しくは分からんが、10分くらいだったぞ。」
私の中での約1時間が約10分…。
どうやら、自分の考えるスピードが、中学生のときより早くなったことで、周りの時間が、遅くなったように感じるらしい。
しかし、このままでは100年は解析にかかるだろう。
しかも、解析したとしても、今の自分では解除できないだろう。
そのことをヴェルドラに伝えると、少し残念そうだった。
『だから、私、洞窟から出てみようと思う。』
ヴ「なぬ!?」
『多分、外でレベルアップすれば、解析にかかる時間も短くなるし、
解除できるスキルとかもできるかもしれない。』
そういうと、ヴェルドラは少し考えたあと、
ヴ「分かった。
お主がいなくなることで喋り相手がいなくなることは寂しいが、
我もずっとここにいるのは嫌だからな…。」
『よし、じゃあ…
ヴ「その前に、お主に名前をやろう。」
え?』
ヴ「前に話したであろ?
名前をつけることで、能力が飛躍的に上がると。」
『う、うん。』
ヴ「外はこことは違って、魔物が沢山おる。
だから、少しでも、生き残れるように、な。」
『うん!お願いします!』
すると、
ヴ「お主も、我のファミリーネームを考えてくれぬか?」
と、言われた。
『無理無理無理無理。
私、名前のセンスないんですよ!』
と、断固拒否。
ヴ「そ、そうか。」
その後、少し時間がたった後に、
ヴ「よし、では、お主はシルフィと名乗るが良い!」
『はい!』
その時、確かにシルフィという名が、私の魂に刻まれる感覚がした。
ヴェルドラ、センスあるな。
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みぃすけ(プロフ) - 名前が固定なのは最初の時点で書いてた方がいいと思います。 (2022年6月23日 8時) (レス) id: 164d2b2c89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきよ - 軽い...まあ、はあ、 (2021年10月8日 3時) (レス) @page28 id: 0f5c343916 (このIDを非表示/違反報告)
ぱらら(プロフ) - ハ「これから気をつければいいのてますよ。」の文誤字ってます(四十ページです)直して下さい! (2021年8月17日 15時) (レス) id: 528bfd8f20 (このIDを非表示/違反報告)
桐葉(プロフ) - ビアンカさん» 分かりました!ありがとうございます!まだ先になってしまいますが、第二回のアンケートの方に追加しておきます! (2020年7月4日 11時) (レス) id: 4b3f2dfa7d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - 落ちなんですが…逆ハーはどうでしょうか?みんなから愛される主人公もいいと思います! (2020年7月1日 19時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桐葉 x他1人 | 作成日時:2020年5月23日 18時