召喚、失敗された件【転生したらスライムだった件】

16.日常 ページ16

ライラと過ごすようになり、私の生活は、ずいぶん代わった。


まず、毎日が楽しい。


ライラのユニークスキル"鑑定士"によって、

新しくできる事が増えたのだ。


他にも、この世界に刻印魔法という魔法陣と元々魔素がこもってる魔石を使うことで、自身のスキルや魔素を関係なく使える魔法があることを教えてもらい、



その後魔法陣に見事にハマった。



暇な時間さえあれば、魔法陣を眺め、それの解読をする。


初めはよく分からないのが多かったが、

見ているだけでスキルが発動するようになり、解読がしやすくなった。




ラ「シルフィ、どこー？」



『あ、ライラ!
　上にいるよー！』



ラ「あ、木の上にいたのね。


　 はい、これ、プレゼント。」



そう言って渡されたのは、白に赤の線が入った狐のお面だった。



『わぁ、凄い綺麗。


　これどうしたの？』


ラ「作ったの！



　 シルフィには、ココに住まわせて貰ってるし、


　 ご飯、すっごい美味しいんだもん。



　 だから、少しでも恩返ししたいなって。」





『えー、気にしなくていいのに。



　でも、ありがとう！』



と、お面をつけると謎のしっくり感があり、



紐とかないのに顔の位置で止まった。



ラ「それ、

　 視覚補助
　 防御力アップ
　 治癒力補助

　 ができる魔法装具だから、使ってね。」





通りで、目の部分は穴が空いてないのに、前がいつもよりもみえるんだなぁ。




ラ「ついでに、これ、シルフィしか使えないからね。」




この世界に来て、はじめての物のプレゼントだ。




大切にしよう。

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