召喚、失敗された件【転生したらスライムだった件】

13.ライラ ページ13

(シルフィの話へ戻ります。)


とりあえず、倒れていた女の人？を自分の家のベッドへと連れて行った。




どうしよう、とりあえず行商人の人から貰った医療箱を持ってくる。



傷を見るとまだ血が流れている。



水持ってこないと…。



と、モタモタしながら手当てを始める。






30分後



やっと終わった…。


女の人は赤のショートヘアで耳が尖っていた。


エルフだろうか…？


なぜ、ここにボロボロでいるのだろうか…？



あ、もし悪い人だったらどうしよっ…。




とりあえず、縄で手と足縛っておけばいいかな…。



縄持ってこよ…。






ヴェルドラは、ドラゴンで、若干マスコットキャラクターみたいな感じだったし、


行商人も物貰って必要な事以外話してなかったし…。




すっごい緊張する…。





とりあえず、両手首、両足を縄で縛った。




此れでとりあえずは大丈夫かな…。






と、一息ついた時、



？「う、うん…？」


『あ、目、覚めました？』



女の人の目は夕方のようなオレンジ色だった。



？「うわぁ！！！！」


と、急に上半身を起こす彼女。



彼女の目にみとれていた私は勿論、




ガンッッッッ




『きゃあ、いっっっったーい！！』


？「いてて、」


すっごい痛くて床にのたうち回る。



それに対して彼女は、額を抑えるだけ。



どんだけ石頭なの…。




？「あなた、助けてくれたの…？」



『う、うん。

　一応手当てしたけど、下手くそでごめんね…？』



すると、彼女はずっと私の顔を見ていた。



『あ、あの〜……。』



？「あ、ごめんなさい。

　 とっても綺麗だったから、見惚れてた、。


　 私は、ライラ。


　 助けてくれてありがとう！」

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