五関くんの幼なじみ6

黒髪卒業！？（橋本） ページ4

桐山「次はA.B.C-Zです」

A.B.C-Z「お願いしま〜す」

桐山「さて、今日のテーマに沿って
　 お話をしたいと思います」

塚「今日のテーマってなんだっけ？」

　「卒業だよ！集中して！！」

五「卒業といえば、A
　 最近、髪を染めようか悩んでるんでしょ？」

A「そうそう、私ずっと黒髪でしょ。
　 そろそろ黒髪を卒業しようかと思ってまして」

河「俺らはね、反対してるんですよ！」


数日前のこと。

A「私もそろそろ髪染めようかなぁ」

　「え？」

皆がAの方を見る。

A「え？何？ダメ？」

五「ダメダメ。何言ってるの？」

戸「A、髪きれいなんだから、
　 染めなくていいんじゃない？
　 痛んじゃうよ。塚ちゃんみたいに」

塚「そうそう、俺みたいになっちゃうよ」

Aの髪をわさわさと触る。
つやつやでふわふわなの。
触り心地抜群！

　「この触り心地がいいんだから。
　 染めないでよ〜」

えー。反対なの？と
少し悲しい顔をするAだった。

その顔を見て誰も何も言えないまま。
今日までうやむやになっていた。

桐山「染めるなら何色にするの？」

A「何色にしようか迷ってるんだよね。
　 普通に茶色でもいいけど、
　 どうせなら、変わった色にしようかなと」

青とか？あえて赤とか？
とウキウキ答えてるA。

髪を染めたAを想像する。
今まで、染めたところを見たことないためか
全然想像できない。

桐山「お客さんに聞いてみたら？」

おお！良い考え！
と頷くA。

茶色、青、赤
とお客さんに聞いてみるも
どれも微妙な反応。

河「ほら、お客さんも反対なんじゃない？」

その言葉にたくさんの拍手が。

A「えー、そうなの！？」

　「ほら、Aの髪ふわふわだから、
　 踊ってるといい感じになびくじゃん。
　 それがいいんじゃない？」

俺の言葉にまたもや、たくさんの拍手が。
ほら、みんな思っていることは一緒だ。

五「A、あきらめな」

ポンとAの肩を叩く五関君。

A「うー。
　 ファンの子たちに言われちゃったら
　 やめるしかないじゃん」

桐山「じゃ、黒髪卒業はやめると？」

A「今回は諦めます。
　 数年かけて、皆を説得してみます！」

いきこんでいるAだが、
メンバーは誰も許さないだろうな。

だって、本当にきれいな髪だし、
何より触り心地がいいからね。

※作者より→←5周年ライブ7（橋本）

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