検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:132,975 hit

No,14 ページ24

ある日、兄さんが家出をした。それから僕は中学に進んだ。

僕は何かが物足りなかった。それは兄が居なくなったからだと、思った。

でも、違った。僕は愛情が欲しかったから、兄と色々した。

でも、欲しかったのは兄じゃなくて、愛情だった。僕は愛情を失った。

そんな時、姉に悲しい顔をしながら言われた。

「私、見ちゃったんだよね。Aとあいつがしてる事」

僕は勿論悪いことをして居る、自覚はなかったから、不思議に思い、聞いた。

「普通の兄弟では当たり前じゃないんですか?」

そうすると姉は、残酷な顔をして何処かに行ってしまった。

当時の僕は何も知らなかった。姉が兄を恨んで居るなんて。


次の日ぐらいに、姉が言った。

「あれは……あいつとやった事は普通じゃないんだよ。普通の兄弟がやる事じゃないんだよ」

突然そう告げられた僕は、何を言っているのか、わからなかった。

姉は泣きながら続けた。

「あいつは……最低野郎だね……ごめんね……今まで2人が付き合ってたのかと、思ってた」

僕はこれを告げられても、何を言っているのか分からなかった。



その3年後。丁度卒業の時期だった。
僕がΩ性だという事がわかった。姉は僕を心配して来た。

その次の日、兄から手紙が届いた。

『A、ごめん、そして卒業おめでとう。俺はお前に酷い事をした______』

色々書いてあった。あの行為は普通じゃない事。
僕達は付き合っていたとか、言い訳にしかならないようなことも書いてあった。

僕はこの時に自分が何をしたのか理解した。

そうして、
僕は、引きこもり、学校に行かず、ご飯は1日一食、勉強、本を読み、誰とも口をきかなかった。

カウンセリングの人も来たが追い返した。

カウンセリングなんて、
『死にたい』「なんで?」『理由を述べる』「死んじゃダメだよ」結局は死んじゃダメになる。

僕は1年の終わり……12月に学校に行く事にした。理由は二つ。

1つ目は、姉と両親が泣きついて来た事、姉が病みかけて来た事。

2つ目は、足を使わないと歩けないから、僕は元々、愛情が欲しかったと同時に、歩きたかった。

そして、今に至る。

回想終了

No,15→←No,13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
115人がお気に入り
設定タグ:逆ハー , 男主 , オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アルル - 氷狐さん» ま、マジですかww良いですよね〜高尾山、登りやすい!って私何語ってんだ‥‥ (2018年4月24日 20時) (レス) id: 4302667575 (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - 高尾山知ってるwww遠足で行くかもww (2018年4月24日 20時) (レス) id: 87e14db833 (このIDを非表示/違反報告)
アルル - 良いですね♪今度やってみます(*゚▽゚*) (2018年4月7日 16時) (レス) id: 9102c4653b (このIDを非表示/違反報告)
すとぷりのころちゃんが好きな僕(プロフ) - アルルさん» そうですな…(´`*)ウフ 番外編…お花見とか…? (2018年4月7日 15時) (レス) id: e145b0bf95 (このIDを非表示/違反報告)
アルル - すとぷりのころちゃんが好きな僕さん» 気が合いますね…(・-・*)ヌフフ♪ 番外編のリクエストとか、ありますか?あったら教えて欲しいです……壁|ョ。・`ω・。) (2018年4月7日 15時) (レス) id: 9102c4653b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アルル・エリ | 作成日時:2018年3月28日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。