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「みんな……俺を軽蔑してるんだ……」
「何言ってんだ翔くん！」
「ぜんぶ、壊れちゃえば良いんだよッ……！！」
悲痛な叫びが楽屋に響き渡って
翔くんの手が、相葉ちゃんの首を包む。
「やめろ翔くん！！！」
俺は翔くんの脇に腕を回して、体ごと無理やり相葉ちゃんから引き剥がした。
力のない翔くんは、そのままへたんと座り込む。
「相葉さん大丈夫！？」
「平気。締められる前に大ちゃんが助けてくれたから」
何事も無かった相葉ちゃんの様子にひとまずほっとして
次に4人分の視線が、翔くんに集まった。
「……翔くん……？」
震え続ける肩に触れると、怯えるようにビクッと跳ね上がる。
ようやく俺を捉えた目には
戸惑いの、色。
ハッと意識が戻ったみたいな、やっと翔くんになったような、そんな色。
「お、れ……今……何、しようとしてた…？」
「………え…？」
「今……相葉くんに……俺……」
誰かに答えを求めているというより
自分を必死に探しているような
暗闇の中で必死に光を探しているような
そんな様子で。
「＿＿＿＿＿ッ、は」
「……翔くん？」
「ゼ、ハァッ、はぁ…は、ぁ…ッは、ッひゅ」
縋るように俺にもたれかかった翔くん肩が、どんどん強張っていくのが分かった。
過呼吸だ…！
「翔ちゃん！！」「俺スタッフ呼んでくる！」
楽屋の空気が一瞬で変わって、焦りを含んだ足音たちがバタバタと駆け回る。
腕の中で呼吸を乱して、どんどん目が虚になっていく翔くん。
そんな彼が、遠くに行って二度と帰ってこないような気がして。
「しょーくん……翔くん！！」
何度呼んでも帰ってこないような気がして、怖かった。
・
過呼吸がなんとか治ったあと、翔くんはスイッチが切れたみたいに意識を失った。
体温を測ると熱もあったようで、ストレスで体調を崩したみたいだった。
しばらく医務室で眠っていたけれど、夕方になっても翔くんの目は開かなくて
次に仕事の無い松潤に車で送ってもらって、翔くんを俺の家に連れて帰ることになった。
俺のベッドに翔くんを寝かせて、その隣に腰掛けて何時間もその綺麗な顔を見つめていた。
見つめながら
車で俺の家に向かう途中、松潤が教えてくれた話を思い出していた。
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大翔(プロフ) - kkさん» 主催の者ではなく、練習曲29番を書かせて頂いただけの私ですが、主催の方がまだ作者さんを続けていらっしゃるのか分からないので、かわりにコメント失礼します。コメントしていただいて本当にありがとうございます！ (2020年1月24日 23時) (
レス) id: 7ff2e3a340 (このIDを非表示/違反報告)
kk - 素晴らしい作品！全部すごく良かったです。s受け尊し。 (2020年1月24日 23時) (レス) id: c2bfb0fe32 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - Sさん» 突然失礼します、向日葵です。こちらはあまり更新しないのですが、青い鳥にて騒いでることが多いのでよろしければ…(@air__ap) (2018年2月1日 16時) (レス) id: 76ade9e498 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 返信ありがとうございます！！ 早速検索かけます！ (2018年1月28日 3時) (レス) id: 539aafff22 (このIDを非表示/違反報告)
あま音(プロフ) - Sさん» 恋色は青い鳥(@Kw_C2a)もやっておりますよ(*^^*) (2018年1月27日 9時) (レス) id: 95b1de6e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：｢赤い櫻は冬に咲く｣製作委員会
x他6人 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月21日 9時
