赤い櫻は冬に咲く 【SS/HBD】

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side M




それから…あっという間に櫻井さん、改め翔くんは俺らのチームに馴染んでいった。





S ｢相葉さん、なんで昨日確かめてって言った書類ここに置きっぱなしなのかな…？｣


A ｢え、えーと…どうしてかなぁ…｣


N ｢相葉さん昨日終業時間ピッタリに帰りましたよね☆｣


A ｢に、にのっ！！｣


S ｢ふぅ〜ん？俺は相葉さんの書類のミスの訂正のせいでなぜか残業してたのに…？｣


A ｢しょ、翔ちゃん、ごめんね、何でもするから許して！！｣





土下座でもするんじゃないかって勢いで翔くんの足元に縋り付く相葉さん。


そんな相葉さんをにのはスマホで連写している。(後から俺らのグループLINEにでも送るんだろう、悪趣味なやつだ)





S ｢…なんでも？｣


A ｢なんでも！｣


S ｢ん〜…じゃあ、今日から一週間昼飯相葉くんの奢りね？｣


N ｢あ、じゃあ私の分も｣


M ｢じゃあ俺のも〜｣


A ｢え、ちょっと待って！？｣


O ｢…俺のも、よろしくね相葉ちゃん｣



A ｢そんなぁ〜〜！！！｣





いつの間にやら翔くんの隣に居た大野さんまでもが便乗して、相葉さんの昼飯奢りが決定した。(やったね！！by二宮)





S ｢みんなの分も…奢ってくれるよね…？(上目遣い)｣


A ｢う…っ…｣


S ｢相葉くん…｣


A ｢も、もちろん〜っ(泣)｣





N ｢あれが素だから怖い｣


O ｢無意識で上目遣いってできるもんなの？｣


M ｢やろうと思ったことねぇから｣


N ｢Jがやるのは睨みでしょ？｣


M ｢……｣


N ｢…きゃはっ、仕事しなきゃ☆｣


M ｢…ったく…｣



O ｢平和だなぁ………zzZ｣




何の変哲もない日常。



それが、とても幸せだった。

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