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「ん…あ、れ？」
「あ、起きた？」
「瀬呂くん」
「寝てるやつもいるから静かにな。体調平気そう？」
「もうなんともない…というかどういう状況？」
「お嬢様見てたら眠くなっちゃったんだって」
私が寝てるソファにもたれて寝る鋭児郎
その隣に寝っ転がってる上鳴くん。
向かいでお茶子と梅雨ちゃんが、
床で葉隠ちゃんと三奈、机で響香も寝てる。
あれ、ほぼみんな寝てる？
「そりゃあA見てたら眠くもなるわ、俺もさっきまで寝てたもん」
「そうなの？」
「すげー気持ちよさそうに寝てた。」
「なんか…ごめん」
「謝んなくていーよ。元気になったみたいでよかった。飲みもん持ってくるけどいる？」
「私も行く」
そっと抜け出して寝てる人を踏まないようにキッチンに。
コップを渡してくれた彼にありがとうを伝えて
冷たい麦茶に口をつける。
「今する話じゃないと思うんだけどさ」
「うん。いいよ。」
「俺Aの事好きって言ったじゃん」
「うん」
「早く忘れないと、諦めないとって思ってたんだけど、そう思えば思うほど無理で、しんどかったんだよな。」
「…うん」
「でも、ある女の子が忘れさせてくれて、ちょっとずつ平気になった。だからもうふっ切れた。あの時はごめん。」
あの時苦しそうな瀬呂くんを見るのが辛かった。
気持ちに応えられない苦しさもまだ覚えてる。
「謝らないで。私は好きって言ってくれたの嬉しかったから。今瀬呂くんが好きな人出来たって聞けてそれも嬉しい。」
「好きな人なのかな」
「きっとそうだよ。話してる時の顔、幸せそうだったもん。」
「まじ？恥ずかしいな。」
ほら、また嬉しそうな顔した。
どんな子なんだろう。きっと素敵な子なんだろうな。
「うまく行きそうなの？」
「どうなんだろ、ただ初対面でいきなり好きですって言われた」
「ええ！？なにそれ！気になる！」
「ちょ、声でけえって」
焦った顔の瀬呂くんが面白くて笑ってしまった。
誰のせいだよって結局笑ってくれた。
「だからもう俺のことは気にしないでって言いたかったんだ。」
「うん、ありがとう。頑張ってね。」
「そっちもな、って心配いらねーか。切島、起きてんならこっち来いよ」
「行きにくいだろ！」
「みんな起きちゃうって」
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なつとん(プロフ) - ♡さん» ありがとうございます…！！三角関係?もすれ違いもまともに書けたことないんですけど、ちびちび頑張っていきます、コメントめちゃくちゃ活力ですありがとうございます！！ (2023年1月30日 8時) (
レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
♡ - 瀬呂ｰｰｰｰｰｰｰ！！！The･メインキャラではないのに人気ありすぎの瀬呂の恋にすごくきゅんきゅんしてる。。 (2023年1月30日 2時) (レス) @page3 id: efa07b04ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつとん | 作成日時：2023年1月29日 23時
