先輩のような。 ページ1
松村side
SixTONESの紅一点こと最年少､夜野Aは年下だが事務所的には俺の先輩にあたる｡俺は2009年入所､彼女は2008年入所だからだ｡
3度にわたって履歴書を送り､やっとなれたジャニーズJr. なのに､女が居た｡女の子が入ったとはテレビを見て知っていた｡しかし､本当に居たのかと信じられずに居た｡
正直苦手だった｡俺は人付き合いが上手くない｡同性でも無理なのに､女となると更に難しい｡加えて､彼女はジャニーズ内でも浮いていた｡
そんな感じで彼女とはほとんど話さず､�眞呂�B.Iを組み､その後Sexy Zone結成のため自然消滅｡
彼女と話したのはちょっとした事だった｡
�眞�｢北斗〜?Aちゃん､知らない?｣
｢知らない…けど�眞�､あの子と話した事あるの?｣
�眞�｢え?うん｡この前もダンス教えてもらった！｣
｢え!?｣
�眞�｢北斗はまだ話したことないの?｣
｢…うん…まぁ､タイミングなくて｣
�眞�｢話せば良いのに｡いい子だよ｣
それは知ってるんだよ｡彼女はどんなに嫌がらせされても文句一つ言わず､レッスンに毎回真剣に打ち込んでた｡意地悪してた子が謝ってきたらすぐ許す｡まったく引きずらない､誰とでも仲良くする子だった｡多少人見知りらしいけど｡
その翌日､俺は先輩Jr.から呼び出されていた｡
男｢何でお前のグループ､消滅したと思う?｣
｢え?｣
男｢お前が足引っ張ったからだよ｣
｢…そんなわけ…｣
その人が言うには､俺が足を引っ張ったから風磨と健人だけ引き抜かれ俺ら2人は置いてかれたらしい｡
子供の俺にとってこの事は辞めるには十分すぎる話だった｡力が抜けそうになったその時｡
ｶﾞﾁｬｯ
『…あ､居た！』
突然ドアを開けて入ってきたのは当時11歳のAだった｡
『やっと見つけた!ほら､レッスン行くよ!』
｢え?｣
『松村くん､行かないの?行こうよ!』
男｢君､そいつのせいでB.Iは解散したんだぜ? もう辞めた方がいいと思うけどな｣
｢っ…｣
『んー…違うと思う!』
｢はっ?｣
男｢何言ってんだ?｣
『だって私､松村くんはジャニーズに居るべき人だって思う｡それに�眞呂�んが松村くんは凄い人だって言ってたよ!』
Aの純粋な笑顔と言葉､中学生の俺にはめちゃくちゃ響いて｡まだやらなきゃなって思ったんだ｡
｢ありがとう｡レッスン行くわ｣
『うん!行こう!』
この時から徐々にAと話すようになったんだ｡まさか同じグループになるとは思わなかったけど｡ほんと､強い人だよね｡凄い先輩だ｡
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わか(プロフ) - 茉里香さん» そう言って貰えて嬉しいです｡ありがとうございます！ (2021年11月6日 19時) (
レス) id: ecdf86f4c4 (このIDを非表示/違反報告)
茉里香 - リアルで面白いです (2021年11月6日 19時) (レス) @page5 id: 57426cd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - えるのんさん» ごめんなさい！間違えました！修正します！わざわざご指摘ありがとうございます！ (2021年4月1日 11時) (レス) id: ecdf86f4c4 (このIDを非表示/違反報告)
えるのん(プロフ) - on eSTって福岡ではなく北海道では無いでしょうか？そういう設定だったらすいません(･_･; (2021年4月1日 0時) (レス) id: 8303ebbece (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 美紀さん» 全然リクエスト受け付けますよ！ (2021年2月1日 23時) (レス) id: ecdf86f4c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか | 作成日時：2020年11月15日 15時
