みっくんと私。太ちゃんと私。

＊喧嘩 (北山編) ページ1

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「…何？これ……」









ソファに脱ぎ散らかしてあった
みっくんの上着を持ち上げると
ヒラっと1枚の紙が床に落ちた。









あ・す・か？？



えっ…誰？？









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「あっ…ごめん…脱ぎっぱなしだったな…」









上半身裸で暑そうに浴室から出てきたみっくん。






そのまま冷蔵庫へと向かうと
ビールを手にとり、プハーっと
気持ちよさそうに飲んでいる。









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「…ん？どした？」









ずっと固まっている私を
不思議に思ったのかビールの缶を
持ちながら私に近づいてくる。









「ん？……あっ…それ…」









状況を察したのか気まずそうにする
みっくんを無言で睨むと私から目を逸らす。









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「…あ〜、捨てるの忘れてたわ……」


「何！？捨てるって……」


「…いや…そうじゃなくて…」









完全に自分で墓穴掘ってるよ…みっくん。
これ…キャバクラでしょ！？

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