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○１９ ページ19
私が教室から出ようとしたとき、
咄嗟に掴まれた腕。
「…もう…や…だ……」
「え？」
「もう…ほっといてよ！！」
何も聞きたくなかった。
早く逃げ出したかった。
そんな状況の中、
我慢出来ずに怒鳴ってしまった私。
.
「…ふざけんじゃねぇ…」
「…。」
「…ふざけんじゃねぇよ……」
小さい声でそう言ったみっくん。
「…勝手に告白してそれで終わりかよ…！」
「……。」
「…俺の気持ちも考えろよ…」
そうだよね…勝手に好きって言って
勝手にみっくんの前で泣いて…
ほんとに自分勝手だよね…
「…ご…ごめんね…あの…さっきのことは忘れ(ギュッ
…みっくん……？
話している途中で
無言で私を抱きしめてきたみっくん。
そして私の耳元で…
.
.
「…俺も好きだっつーの。」
弱々しい声でそう言った。
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作者名：なっつん | 作成日時：2019年4月20日 15時
