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【8.*】 ページ32

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はじめ side


「寝込みに襲ったのは……良くないですが、」

は「すみません我慢できなくて……痛い……」


少し眠そうなAは、俺のほっぺをつねる。


「あれ、はじめさん泣いてる?」

は「いや……泣いてなんか……」


と言いながら、俺は浴衣の袖で目から出る海水を拭き取る。

形はどうあれ、Aは俺が好きだって。


ああ、夢みたいだ。

ん?夢じゃないよな?


俺は気になってAの胸を触る。

すると当たり前だがAから拳のアッパーをもらう。


痛い。

夢じゃない!


は「A、俺ずっと待ってた……やべぇ……」

「お待たせしました」

は「好き、今日はこのまま寝る」

「え、苦しい」


嬉しさのあまり抱きしめたまま俺は寝に入る。


「え、ちょっとはじめさ」

は「それ以上喋ったら、チューするよ?」

「……私も眠いんで寝ますね」

は「はい喋ったからちゅー」

「うわぁっ」

は「うわめっちゃ嫌そうじゃん」

「……そんなこと、ない」


Aは俺の唇にキスをした。


は「もっかい」


そして俺からも、キスをした。





そして、秒で寝た。

わーすごいロマンチック!と思ったら2人とも限界が来て、抱きしめあったまま眠って朝起きたらなぜか俺がパンチされて起こされた。


「……昨日言ったことは勢いであと眠気もあったので……でも、嘘じゃないです」


Aは顔を真っ赤にしながら、


「はっ、はじめさんの笑顔とか声とか、大きな手とか……すごく、カッコよくて可愛くて……」


Aは俯く。


「……初めて助けてくれたのも、はじめさんでした」


声が震えている。


「命の恩人でも、あり……私の大事な人でも、あります……」


俺はそっと、Aの手に自分の手を重ねた。


「好きですっ、私はあなたと……一緒にいたい」

は「……わかった」


Aを抱きしめて、言う。


は「じゃー……結婚しようか!」


Aは笑いながら


「それは、ばかだね」


と言った。

【9.】おわり→←【7.*】



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:999 | 作成日時:2019年6月4日 2時

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